- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
女は微睡みの中にあった。呼んでいる。呼ばれている。だ・れ・が―?女の名は、パイフウ。それは傷を負い微熱の中で見た幻なのか、それとも―。かつての師であり、育ての親であるハデスを再び屠った暗殺者は、石の街に逗留を続けていた。壮絶な闘いは、彼女に大きな身体の傷と、心の喪失を残した。しかし、その街の奥地で新たなる驚異が蠕動をはじめていた―。頻発する奇妙な事件は、特異点ゆえのものなのか?それとも?渾身のフルボリュームで贈るサード・サーガ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
1
場面転換がぶつ切りですなぁ、それもこの著者の特徴でしょうか。登場人物が増えすぎでしょう。おっちゃんには正直ついていけませんがアクションシーンなんぞは格好イイもんなぁ。続きも読みましょうか。2010/05/02
AIce
1
登場するSFガジェットは相変わらず面白いんだけど、本編の展開からしたら必要性の薄い描写だらけで、結果的に雑多な内容。Ⅵ以降の全ての作品に言えることだけど、「作者が書きたいもの」をむりやり捻じ込んでいるようなそんなイメージ。もうちょっとスマートな描写にすれば素直に面白いと言えるのに・・・2008/10/25
ゲシャン
0
こっからまだ読んだことのないザ・サード。パイフウメインの話「死すべき神々のゲ荒野」の後に起こった出来事。火乃香はほっとんど出てこない。石の街内でもかなり異質な場所ゲットーでの話。ザ・サードから派遣されてきた柔らかい自動歩兵かつイレイザーの左京、旧世界の兵器を集めている謎の組織、ゲットー内の自警団<ハルピュイア>。いつものソード・ダンサーが出てこないからバトルシーンは若干違和感あったけど、基本的に楽しかったです。2012/10/16
wakatsuk
0
SFガジェットや、風景の描き込み、超人アクションは流石の一言。ただ火乃香がいないとどうしても「背景から浮き上がってくる何か」が足りない感じがする。パイフウを通して遠くに火乃香が見える分、オッド・アイよりは良いんだけど。2010/01/28