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内容説明
鋭い牙と鉤爪、猫のような瞳、そして長く尖った耳をもって生まれた少年スノウ。その姿ゆえ、家族からも忌み嫌われたスノウは、錬金術師ルルスに従弟として引き取られた。それ以来、スノウは人里離れた土地にあるルルスの館でひっそりと、平和に暮らしていた。だが、錬金術師の〈組織〉から使者が訪れ、ルルス師の消息が不明になったことを告げたとき、スノウの平穏な日常は終わりを迎えた。事件の真相を知るため、機人ライムンドゥスとともに、都の〈組織〉本部へと旅立つスノウを待つものは…。ファンタジア大賞受賞作家五代ゆうが贈る、興奮と感動の書き下ろしファンタジー・アドベンチャー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クイックラック
1
再読。 錬金術師の卵のスノウが行方を眩ませた師を追って、師匠の遺した機人ライムンドゥスや途中巡り会うヴィーたちとともに幻の都へ向かう異世界ファンタジー。ローマ帝国を思わせる帝国と教会との対立や、十字軍を彷彿させる聖都奪還とそれに伴う異教徒への弾劾、半人半獣のような風貌のエリンとして先祖返りした主人公スノウの受ける迫害、ヴェネツィアのような水の都で巻き起こる事件。ほぼ30年振りに手にしたけれど、読む手が止まらない快作。これが2作目ってのも今から思うと恐ろしい(笑)2022/04/26
kitten
0
高校生の頃に読んだ本。20年ぶりの再読。もう、すっかり話は覚えてなかったが、こんな感じだったような気がする。固有名詞が、世界史に出てくる言葉が多い。前巻では、舞台が整ったところで終わり。謎は全て、下巻へもちこし引き続き、下巻へ。2016/07/07
読み人知らず
0
師匠を探しに旅に出る。魔法ではなく機械という現代的で現代ではない世界。2013/02/02