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内容説明
サラサラ、サラサラ―舞い散る雪の中、僕のココロは凪いでいた。サクヤは学校を守ろうとしてるみたいだ。そんなこと無駄なのに。学校も“セカイ”もなくなってしまうのに―。だけど、対天使兵器の少女は傷つきながら闘う。サクヤの眼差しと言葉が、なにより来夏が遺した手紙が、僕にもう一度温かい気持ちを呼び戻す。そして…。サラサラ、サラサラ―舞い散る花びらの中、忘れずにいた記憶とともに僕が告げた言葉は…。「サクヤ。きみが、好きだよ」たとえ殺すために恋をして×死ぬために愛し合おうとも、恋人たちに訪れる運命は儚く美しく輝く―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏葉
6
この埋もれた作品を見つけることができて良かった。 殺すために恋をして×死ぬために愛し合う。週末世界で恋をして精一杯生きる。収まるべきところに収まった感じ。2014/10/25
あおいたくと@灯れ松明の火
6
かなり長いこと放置してたのを再開読みして、ラストまで読めてよかった。胎教的に読んじゃだめな設定だったかもだけど、だんだん面白くなっていくのと主人公の語り口に慣れてきたのがよかったかなと。サクヤがとにかく可愛くて、0の表紙で一目惚れしてからここまで一番いろんな成長したのはサクヤだったかなと言いたい。絵師さんのにゃみちゃん愛も毎回微笑ましかったりと、本編以外のところも楽しめました。2014/07/19
Makos
5
シリーズ読了。昔の女性の姿が忘れられずに随分と遠回りした主人公が、(大迷惑にも世界を間接的に滅ぼしながら)現在の自分の感情に納得できただけといえばそれまでなんだけれど、最後には目一杯後悔のないような選択ができた、随分と遠回りして自分のレーゾンデートルを見つけられた。そんな結末なような気がして、読了感は悪くない。久しぶりに世界観に没入できた良シリーズだったと思う。風見氏の著作はほかにもいくつか触れてるけどこれが一番好きかなぁ?? 龍凰院麟音みたいなドタバタラブコメも嫌いじゃないけど。2014/11/18
p-こ
4
世界を救うために、殺すために恋をする。最初から最後までとにかく切ないシリーズでした。読み終わるのが名残惜しくて、ちびちびと読もうと頑張りました。それでもやっぱり一気読み(笑)エピローグについては賛否両論があると思います。自分も無かった方がスッキリ終わって良かったかなとは思いますが、みんなが笑っているのならそれでいいや。大好きです。2011/04/21
月雨あずき
4
やっぱりこの作品は設定勝ち・・・ほんといい愛の物語をみせてもらった。最後のエピソードもたしかにあれだけど、ハッピーでいいと思う サクヤとヒソカ・・・いい物語だった2011/02/02
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