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内容説明
「ほ、本当にここに入るの?」古びた洋館を間近に見上げ、神凪煉は呟いた。少女のように可愛らしい顔が過度の緊張に強張っている。最強と謳われる炎術師の一族・神凪宗家の末っ子が、放課後連れてこられたのは、近所で噂の“幽霊屋敷”。まぎれもなくその洋館は本物の幽霊屋敷だったが、煉の目下の悩みはそこではなく、問題は彼をここへ引っ張ってきた二人のクラスメイト、鈴原花音と芹沢達也なのだった。顔をつきあわす度に、何故か喧嘩を始める二人は、今日も煉を前に派手なバトルを始めるが、―突然現れた狼男が、煉に襲いかかった!可憐な弟属性全開の神凪煉を巡る、奇妙な恋愛模様(?)が花咲く、エレメンタル・ファンタジー、短編集第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃか
4
表題作「煉くんの受難」からスタート。 友人二人に連れられて、廃墟となった洋館に肝試しにくる羽目になった煉。 しかし、そこには本当に「何か」がいて……煉達が来たタイミングで、和麻と綾乃も仕事をしに来ていて。 あっさり撃退してましたが……神凪の直系が来れるような場所で悪だくみしてる方が悪い。2021/01/27
真林
2
短編集三弾。タイトル通り中学生にして二人の男女から迫られる煉の受難を描いています。最初は和麻と綾乃しか目に入らなかったけど、読んでいくうちに煉もだいぶいいキャラになりました。やっぱりきっかけは本編三巻のエピソードで煉が中心になり、その成長が克明に描かれていたからなのだろうけど。だからこそ一本筋が通っていて、なおかつそんな煉を想う二人もそれを真っ直ぐに受け止めているのがよかったです。2014/10/02
猫殿宰相
2
綾乃と和麻の関係は自分のラノベ史の中でも1,2を争うレベルでお気に入り。2014/05/16
猫殿宰相
1
再読。更なるパワーアップフラグ?2009/08/16
shinra
1
アニメ化されなかった和麻の過去分を補充。仙骨って……一体、どこまで行ってしまうんだ和麻さん。2008/05/16