香港危機の深層―「逃亡犯条例」改正問題と「一国二制度」のゆくえ

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香港危機の深層―「逃亡犯条例」改正問題と「一国二制度」のゆくえ

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  • サイズ A5判/ページ数 389p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904575796
  • NDC分類 312.223
  • Cコード C0031

内容説明

大規模デモが発生・拡散した、政治的メカニズムとは?「一国二制度」は維持可能か?2047年問題は?政治・法律・経済・社会・文化・歴史、そして台湾など、多様な関連分野の研究者たちが、問題の本質に迫る。

目次

第1章 逃亡犯条例改正問題のいきさつ―法改正問題から体制の危機へ
第2章 香港における法治、法制度および裁判制度
第3章 「一国二制度」の統治と危機―複雑化する政治と社会の関係
第4章 香港に見る格差社会の「機会」の変容―若者の社会的階層の移動から
第5章 ネットがつくる「リーダー不在」の運動―通信アプリ「テレグラム」から見る運動のメカニズム
第6章 香港人アイデンティティは“香港独立”を意味するのか?―香港“独立”批判と“自治”をめぐる言説史から
第7章 わたしの見てきた香港デモ
第8章 香港ハーフから見た香港人の絶望と希望
第9章 新界、もう一つの前線―元朗白シャツ隊事件の背後にあるもの
第10章 共鳴する香港と台湾―中国百年の屈辱はなぜ晴れないのか

著者等紹介

倉田徹[クラタトオル]
立教大学法学部政治学科教授。専門は香港政治。1975年生まれ。2003~06年に在香港日本総領事館専門調査員。2008~13年金沢大学国際学類准教授などを経て、現職。著書に『中国返還後の香港』(名古屋大学出版会、2009年、サントリー学芸賞受賞)ほか

倉田明子[クラタアキコ]
東京外国語大学総合国際学研究院准教授。専門は中国・香港近代史。1976年生まれ。2015~16年東京外国語大学総合国際学研究院講師を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

74
2014年雨傘運動で民主化に失敗した後、市民運動は無気力状態だったが、2019年200万人ものデモに至った原因は、台湾で起きた1件の殺人事件がきっかけであった。「逃亡犯条例」改正問題、つまり香港人を中国本土に連行して裁くということ。世界で最も「民主はないが、自由はある」土地の香港にとって法治は核心的価値の一つ。東洋における法は国家による統治の手段。西洋の法は義務より権利を重視する。香港の裁判所制度は英国とほぼ同様、英語で行われることもある程。ネット社会により李小龍(ブルース・リー)の「Be water」⇒2020/02/25

やっりん10

3
実に読み応えのある一冊でした。香港という土地が好きで、エンタテインメントなどを通じ彼の地に心を寄せる中で、近年の情勢に心を痛めつつも理解の及ばぬところも多くもどかしさを感じていましたが、本書のおかげでいくつも点と点が繋がった気がしました。深い知識と香港の愛を感じる筆者たちの文章に、改めて香港のこれからのために自分たちに何が出来るだろうかを考えるきっかけとなりました。あの大好きな土地とそこに住む人たちが安心して暮らせることを願わずにいられません。2020/02/17

中将(予備役)

2
2019年秋の区議選時点ぐらいまでの香港情勢に関する論文集。表題の通り、デモや世論の背景にあるものが深く掘り下げられていて、勉強になる。今回駆け足で読んだのは少しもったいなかった。残念なのは、執筆から10か月程度で情勢が大きく変化していることだ。それも悪い方へ。2020/08/30

ジョルジオ鈴木

1
★★★ 網羅的。 現場感覚と近く現実的に表現されている。 良書2021/02/17

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