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内容説明
神凪綾乃は、目の前で起きたことを理解できなかった。いや、心のどこかで否定したがっていたのかもしれない。最強を誇る風術師・八神和麻の風の結界が、敵の風の刃の前に一瞬の抵抗も敵わず打ち貫かれたのだ。綾乃に戦いを挑んできたのは、一人の華奢な少年。その手には一振りの槍―。その槍こそ、風の精霊王の恩恵を受けた一族が所持する神器「虚空閃」だった。「炎雷覇の継承者!お前が炎の神器を所有するにふさわしい者であると言うならば―その力、この俺の前に見せてみろ!」勇ましく叫び、攻撃の構えを見せる少年。果たして彼の目的とは?水が乱舞し大地が唸りを上げ、風が慟哭するエレメント・アクション第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AKF-ZERO
6
ここからは第二部開始といった感じでしょうか。風の神器「虚空閃」の所有者、風術士小雷君登場するも意図せずに和麻が所有権を奪ってしまい…。そりゃあ歴史上最高の風術士である、風の精霊王の契約者に使用されれば武器とて所有権移したくなるでしょうw でもそれを「怨みもついてきそうなのでいらん」と一蹴するのが和麻な訳で。今回精霊術士の天敵である「精霊食い」が登場するのですが…作者病死のため本編はここまでなのです!こんなに面白いのにここまでなのです!!(滂沱の涙 無茶を承知で書きますが誰か続き書いてくれませんか!!!?2016/03/04
みどり
5
ああ、全く回収されるどころか話が大きくなって、次の敵とか出てきたのに!?諸行無常の出版業界。2017/09/12
真林
3
風の神器を持った少年に襲われたと思ったら、水や地の神器も登場。しかしどうやらその背後には黒幕の影が。精霊を喰らう存在にどう立ち向かっていくのか、ここからが面白くなりそうなところではあるのだが…。残りの短編集を最後まで楽しもうと思います。2014/09/27
ころん
3
突然、風の精霊をまとう少年に攻撃を受ける和麻と綾乃。さらに水の神器を持つクリスと土の神器を持つガイアが乱入し、2人は何とかこれを撃退。訳ありの少年を神凪家へと連れて帰り、四大神器を使った大規模な魔術儀式の存在を知らされる。風術師の家系の生まれである小雷が登場して、水と土の神器も登場したのに、ここで完結はもったいないなぁ…とても残念。いつの間にか和麻と綾乃が良いパートナーになってて、これからの2人が見てみたかった。2013/05/01
小高まあな
2
作者の訃報を知って、数年ぶりに再読。ラノベらしいラノベで好きだったので、7巻が出ないことが悲しい。2009/09/08