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内容説明
ここは鈴乃宮学園。現実から逃げ出した者が“やってくる”所。そこへ新たにやってきたのはナイフと銃で武装した、ヘンテコな女の子だった。その名はネレイド。某国が生み出した人型兵器。「私は人間になりたいのです」ネレイドは言う。まがいものの自分が本当の人間になるために、この学園で学びたいのだと。そして始まる勘違い学園生活。そんなある日、ネレイドと同じ顔をした、もう一人のネレイドが現れた!!ためらいもなくネレイドに銃を向けるもう一人のネレイド。いったい、この優しき偽りの世界で何が起きているというのか!榊一郎の新シリーズ第2弾。ロボット娘のハートに魂は宿るのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
6
モノにあたかも人格があるような思い入れをもつのは、日本人に特有のメンタリティかと思いますが、まずはそれを前提として、人格とは、魂とは、一体どこまでのカテゴリーを含めるのかの問いかけが行われます。あとがきでこそ軽~く触れられているものの(榊さんはいつもそうですね)、ライトノベルという手法を用いつつも、そのテーマは非常に重たく深い。小説にメッセージ性を求めるか否かで評価は変わってくるかと思いますが、個人的には読み応えがあり、大変面白かった。紅葉の出番が多かったのも、◎(笑)2013/06/28
朧月
5
人間になりたいと願うものたちのお話。 人間とは何か、何によって人間は定義されるのか。 このお話では幽霊の存在が、魂というものの存在を見せることで、人間になる可能性を示していると思うけど、現実で考えると、なかなか難しい問題。 前回に比べるとかなりシリアス成分が多く、堅い印象のあるお話でした2013/10/01
ソラ
3
【読メ登録以前読了作品】2005/01/01
ソラ
2
読メ登録前に読了した作品。2007/02/18
ただの猫好き
1
再読。この巻はテーマが一貫してますね。人間になりたいものを並べての、彼女達が目指す人間とは。今の所人間が一人しかいない中で、形から入るものと精神性を問うもの、それを見た人間になりたい狐娘。人間である私から見れば、人間なんていいものでもないと思えるのですが2020/02/10




