内容説明
その名を聞いただけで江戸中の悪党どもが震え上がる、北町奉行所筆頭同心の蔵間源之助は、さる事件探索の余波で、居眠り番と蔑まれる閑職に左遷された。暇で暇で死にそうな源之助に、ある大名家の江戸留守居から極秘の影御用が舞い込んだ。盗まれた神君家康公拝領の大名物を捜し出してほしいというのだ。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
144
居眠り同心 影御用「源之助 人助け帖」 1巻。事件探索の失態で閑職に左遷させられた、元辣腕筆頭同心蔵間源之助、暇である職を利用して裏(影)で事件を解決するシリーズ。派手さは無いが面白そうです。2015/02/23
あかんべ
4
バリバリの仕事人間だった源之助。悪人にはめられ、上司は切腹。自らは閑職への転属。それを期に自らの生き方を省みる。てっきり隠居し息子の源太郎が活躍し補佐するのかと思ったら、やっぱり仕事人間だった。2015/03/23
nyaboko
3
最初の方から途中までは面白かったのだけど、最後の解決がなんだか力尽きて無理やりまとめました感が否めない。あと2ひねり欲しいところ。2014/10/02
あき
2
左遷までの経緯が長い分、影御用のほうは探索らしい探索も無くあっさり解決。シリーズ初巻ということもあり、登場人物の紹介編みたいな感じ。仕事一辺倒だった主人公がどう変わっていくのか、影御用がどういったものになるのかは2巻以降かな。キャラは良いので次も読もう。2020/12/20
カバン
2
左遷された凄腕同心が、密かに探索をして悪を退治する話。ありきたりの同心って感じがして、盛り上がりに欠ける。読むものがなくなったら、再度チャレンジしたい。2013/06/03