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内容説明
滅びつつある大陸。不思議な縁で出会ったばかりの三人は、アドリエ王国の西の要であるト・アデル市を目指していたが、途中辿り着いたアンケ・ハイダの井戸は、枯れていた。「つぎの都市に行けば水は汲めます」美貌の青年ティーエは言った。「しかし、この先にある都市では、夜な夜な死者が歩き回るんだそうです…」大地では精霊が歌い始める。男装の美少女ラクシ、大柄な戦士ボイスは思わず息を飲んだ―。月光に導かれるがごとく、オアシスの街で出会った貴婦人の正体とは―!?若き三人の“あのころ”を描く特別篇、待望の書き下ろしで登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
珂音
12
最終章へ行く前にちょっと寄り道。3人が出会って砂漠を旅してる頃のエピソード。2巻と3巻の間かな。忘れ去られたような寂れた小国、夜に徘徊するモノ、美形の王と妖しいまでに美しい王の母君。いろんなモノ全部揃えてみました~~~ってぐらい大盤振る舞いです。ラクシの強がりが可愛いし、それを見守るボイスは頼りがいのあるアニキですよねぇ♪2010/07/19
朱音
5
発行年順に読むべし、とは思ったのだがこの本はもうちょっと前に読んだ方がよかったのかも。すべての旅を終えた後この3人が出会った頃は…の挿話を読むのはタイミング悪かった感が否めない。発行されたリアルタイムに読んでいたら「懐かしい~!!」って想ったんだろうな。ストーリー的にはわかりやすく美しく読後感良しな小品。2010/09/24
京桜
4
久々の風大ワールド。ラクシも今なら素直におぶられるんだろうな。でもこうして肩肘を張った感じもかわいい。そして、そんなラクシを「可哀想に」と気遣うボイスの優しさも好きだな。でも影で「お嬢ちゃん」は今でも怒りそうだな。2010/06/17
永山祐介
4
冒頭から、「うわー懐かしいー」と思わず口をつくほど。ト・アデルに向かう途中の話ですもん。そんなわけで、ラクシの態度とかが今と違ってます。ボイスやティーエに対する意地の張り方が初々しいというか。最近では随分弱い面を見せるようになりましたもんねえ……。2004/08/31
kei
0
☆☆☆☆2017/08/31