GHQ焚書図書開封〈8〉日米百年戦争―ペリー来航からワシントン会議

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GHQ焚書図書開封〈8〉日米百年戦争―ペリー来航からワシントン会議

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198636548
  • NDC分類 023.8
  • Cコード C0021

出版社内容情報

戦後歴史書にない事実と洞察!英米2大覇権国家の動向と思惑の中で翻弄され、戦争へと導かれる日本の近代史を浮かび上がらせる。

“あのとき日米戦争はもう始まっていた!”“アメリカは19世紀初頭から覇権意志をもっていた”

「大東亜戦争調査会」叢書は、戦争を煽り立てることなく、当時の代表的知性がきわめて緻密かつ冷静に、日本人は世界をどう見ていたか、アメリカとの戦争をどう考えていたか分析している。

しかし、この本は戦後、真っ先にGHQの命令で没収された!

戦後、日本人の歴史観から消し去られた真実を掘り起こす、好評シリーズ。

【著者紹介】
昭和10年生まれ。東京大学文学部独文科卒。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家。著書に『ニーチェ』『国民の歴史』『国家と謝罪』『江戸のダイナミズム』等多数。平成23年より『西尾幹二全集』(国書刊行会)の刊行始まる。

内容説明

昭和18年「大東亜戦争調査会」叢書は19世紀からの米英の覇権意志を洞察していた。戦後日本人の歴史観から消し去られた真実。

目次

第1章 アメリカの覇権意志は十九世紀初頭にはじまる
第2章 偽善に充ちたアメリカ外交
第3章 英米の文化工作は「正邪」具えた双面神だった
第4章 「ペリー来航」から「日英同盟」への真相
第5章 アメリカはなぜ日本を敵視したのか
第6章 シナ大陸を舞台にした日米支の角逐
第7章 パリ講和会議でも目立ったアメリカの「対日憎悪」
第8章 シナを使い「日本抑圧」を画したワシントン会議
第9章 軍縮とという名の事実上の軍拡に成功したアメリカ
第10章 日本を永久に屈服させる布石
第11章 戦中の日本人は戦後のアメリカの世界政策を見抜いていた

著者等紹介

西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

4
「米英の東亜制覇政策」を丁寧に読み進めていくが、その冷静的確な情勢分析及び米国の世界制覇の意図を抉り出す筆致を読めば、GHQがこの著作を焚書したことは十分理解出来る。つまり米国が表では理想主義を唄いながら、裏は帝国主義的野望を遂げるための汚い策略をまき散らしていたことを明らかにしているからだ。この時期について、戦後書かれた著作はWGIPで洗脳されたものがほとんどで、戦時下に書かれたこの著作の水準に達していないのは情けないことだ。戦争回避はできなかったのかの反省は、米国の意図の下では無駄であることがわかる。2016/02/19

pastis56

2
「大東亞戰爭調査會」がまとめた『米英の東亞制覇政策』と『米國の世界侵略』について書かれているが、これらの本では昭和18年、19年当時米國について驚くほどの分析をしている。と同時にこれらの本を発禁にしたGHQ(米國)のすごさがよくわかる。ペリー来航以来米國の戦略は終始一貫しており、現在にも通ずるものがある。分析はできても外交ができなければ、筆者の言うようにまた日本はいいようにやられてしまうのではないか。若い人たちに読んで欲しい。 2013/10/04

Ryoichi Toriguchi

2
西尾幹二先生がGHQに焚書された本を紹介するシリーズの第8弾。今回は昭和18、19年に毎日新聞社より発行された「米英の東亜制覇政策」という本を紹介しています。米国の東亜政策に重要な影響を及ぼした国務長官を中心に、米国の東亜政策が国力の増大とともにどのように変化し、どのように日本に影響を与えたか(ひどい因縁をつけてきたか)が解説されています。記述は非常に丁寧で、当時の知識人達が冷静に敵国の米国を分析していたかということがわかります。正義味方の米国には危険な本です。この本が真っ先に焚書されたのも納得です。2013/09/26

田山河雄

1
1921年のワシントン軍縮会議、前々から十分に練られてきた日本弱体化はこの会議によって結実し、この会議から猛然とスタートした 小生は昨今の日米交渉の弱さ・だらしなさは自国防衛の米国依存にあると思ってきたが、どうも実態はそうではないらしい 世界の三大海軍国であったその当時から、不当にもそして情けなくも、米国にやられっぱなしになっているのだから 情報工作(インテリジェンス・対外宣伝工作)交渉工作(ロジカル)等、つまりテキを知りテキを懐柔洗脳することに無頓着だったのではないか 専門の教育育成機関が不可欠だ 2017/05/01

田山河雄

1
日本に対する米国の悪意、憎悪、それは百年も前の20世紀初頭の頃から明確に現れて来た、それも結局シナ問題に絡んで。そして次第にシナと結託し日本を破滅に追いやった(ヴェルサイユ講和条約、ワシントン軍縮条約、シナ大陸での激しい侮日工作・宣教師・捏造宣伝、日米直接衝突)。そして、その米国の対日外交は戦後も同様にシナと利益を共通している処があるという。その様な冷静で的確な観点で書かれている書籍が戦後GHQで焚書とされた「大東亜戦争調査会」叢書であると論じている。焚書それ自体とんでもないデモクラシーの否定ではないか。2014/01/13

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