内容説明
七尾城の本丸と二の丸に馬場がある。何故こんな山頂にあるのか?又、平子谷に臨む断崖の上にある西の丸の一角の巨大な石は何を意味するのか?七尾城六代城主畠山義続は無能文弱で、好色、残忍な性格の持ち主であった。畠山一族の叛逆、陰謀、虐殺にまみれた陰惨な末期と上杉謙信による滅亡を描いた「七尾城の桜の馬場」他、封建社会における人間集団のもつ残酷さを描いた7篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
讃壽鐵朗
3
おどろおどろしい物語に付いて行けず2015/07/06
ちゃこ
3
【収録作8編】「七尾城の桜の馬場」「福井城の鼠牢」「金沢城の百間堀」「松山城の石垣」「江戸城の大奥」「人吉城の巡見使」「宇都宮城の間道」「亀洞城の廃絶」 /ハードカバー版『古城物語』と6篇は重複していたので再読。初読は最後の2篇。以前読んだ時には行ったことのなかった七尾城と金沢城と江戸城に数日前に訪れた。城に行った後に読むと、城の描写が頭の中で鮮明に再現されて作品がさらに面白く感じた。宇都宮城の抜け穴について全く知らなかったが非常に興味深い。 /[2014ー160]2014/08/17
SKH
0
短編集。ネタ枯渇。2016/07/31
えびえび
0
前作と同じく、古城に纏わるお話です。オススメは金沢城の百間掘ですね。名人越後の嫡子、重家の顛末を語るこの1編はちょっと変わった剣豪モノになってます。2013/03/04
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- 和書
- それでも空は青い