感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
5
厳島合戦から大内家滅亡まで。厳島合戦後の防長攻略での大内家(杉や内藤など)の興亡がよく描かれている。この作品は元就というよりかは毛利家の周辺の家がメインに描かれた作品であり、その家を内偵していた浄現坊という山伏が主人公でありモブキャラが目立つ作品でした。1巻でも書きましたが毛利元就のことを一通り知っていないと読むのは辛く、知っている人にとっては違う視点で見れる面白い作品でした。2016/03/06
May
2
記録のため登録。すごいぞ元就!と強く思ったように記憶します。そういえば、尼子氏の存在を知ったのはこの作品のはずです。1984/02/05
東森久利斗
1
同病相憐れむ、閉鎖的な村社会と同族嫌悪、謀略蔓延る泥仕合、棚から牡丹餅、瓢箪から駒、千載一遇の機会で大博打、一代で中国山陰8ヶ国を制覇してしまった元就の偉業の真相とは? 東日本のダイナミックで華やかな戦国絵巻とは様相を異にする、いかにも中国山陰地方に相応しいスター不在のマイナーリーグ的な戦国絵日記。2018/08/28
ホームズ
1
1996年8月30日再読
よっ!
0
厳島の戦いから防長経略まで。村上水軍と乃美宗勝の交渉で村上水軍が駆けつける所はウルッとくる。杉重輔の富田城攻撃にだいぶ紙面を割いており、防長経略が始まるが、大友義鎮の重みが増してきた。しかし大内氏は内部崩壊したとはいえ、名家の滅びるのが何と早いことか。その後の尼子攻略はさらっと述べられているが、さわりだけ。一応、元就活躍の時代はほぼ網羅されているが、もう少しちゃんと書いてほしかった。★★★★★2016/07/17