目次
序章 マイナンバー導入のチェックポイント(マイナンバー対応の組織体制;すべての民間企業が対応しなければならないこと ほか)
第1章 マイナンバー制度の概要(グリーン・カード制度と住基ネット;番号制度反対派の理由とその変化 ほか)
第2章 マイナンバー制度と企業実務への影響(マイナンバー導入のロードマップと行政の役割;マイナンバーと企業実務 ほか)
第3章 マイナンバー制度で変わる世界(国民のメリット;民間利用に関する方針と考え方 ほか)
第4章 マイナンバー制度の展望と課題(医療分野へのマイナンバー導入;スマートシティとビッグデータ ほか)
参考資料
著者等紹介
榎並利博[エナミトシヒロ]
株式会社富士通総研経済研究所主席研究員。1981年東京大学文学部考古学科卒業、同年富士通株式会社入社。1996年富士通総研へ出向。新潟大学・中央大学・法政大学の各非常勤講師および早稲田大学公共政策研究所客員研究員の兼務を経て、現職。専門分野、電子政府・電子自治体、地域活性化、行政経営。最近の研究テーマは、マイナンバー、地域イノベーション、文字コード問題など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
13
いよいよ適用まであと2年を切るまでになりました。便利になるとは思いますが、それをどこまで徹底して行うかです。特に金融機関などは、旧来の口座との紐付けをどのように行っていくのかが大変になるのではないでしょうか?とりあえずは新規口座開設からになるにしてもそのうちに全口座紐付けとなると非常に大変になると思います。この本ではマイナンバー法を概括的に説明してくれて実務面でもわかりやすくなっています。今後個人情報保護法との絡みがどうなるのでしょうか?2014/08/15
茶幸才斎
4
企業では制度施行に伴い、従業員の源泉徴収や税の特別徴収、社会保険料の支払い、税務署への法定調書の提出、健康保険組合等における情報連携に対応が必要となる。本書は、国から出た情報が適度に整理され、番号制度により国民の各種手続きや企業・自治体等の事務がどう変わり、何が期待できるか、また何が問題か、比較的明快に解説している。関係主務省令の提示が7、8月(予定)にずれ込んだり、今になって番号法別表第1に記載の対象業務のうち幾つかの給付業務で実施を見送ると云って来たり、(特に厚労省マターは)不安材料が多過ぎる印象だ。2014/07/20
GASHOW
1
企業担当者での利用は、一部に限られますので行政よりは楽ですが、360万社の理解はすすむのでしょうか。というか国民はわかるの?2014/06/19
Tsuyoshi Osaka
0
今年の10月から国民1人1人に通知され、来年1月からの運用が予定されているマイナンバー制度に関する解説本です。導入にあたっては警鐘を鳴らしている方も多いようですが、社会保障や税の申告・納付の際に必要になってくる「個人番号」で、これから様々なところで対策や具体的な記載方法などが公表されてくると思います。日本では個人情報を一括で管理することは「憲法に違反する可能性」があるらしく、各省庁が保有する情報を紐付けるために「個人番号」を作成して運用するようですが、他の個人番号導入国では、国民1人1人の年収や保有資産ま2015/01/05