感想・レビュー
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ネギっ子gen
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今東光師の下で得度した寂聴師、出家者の使命感に突き動かされ、『無知の涙』の永山則夫死刑囚や、連合赤軍の永田洋子死刑囚らと交流。この永山洋子との往復書簡集は、福武文庫で発売され即購入するも、完読できず、四半世紀かけ漸う通読した。寂聴師の手紙。<人間は自分の身にふりかかった苦痛や苦労しか、結局はわからないのではないかと暗澹としました。小説家の創造力なんて威張っていたのが恥しくなりました>。この率直さが、永田死刑囚に、良い影響を与えたと愚生は信じる。この手紙は寂聴師62歳の頃。翻ってその年を既に超えた我が身は。2019/09/29
みるて
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図書館の本 読了 初永田洋子2011/03/13