感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paraspor
1
「悪魔」は他の文庫で読んでいたのでそれ以外を読了。主人と下男:あまりにもつまらない。神父セルギイ:最後の回心の前に悩みが書かれていないので共感が難しい。壷のアリョーシャ:死に様がいい。何のために?:普通に世の中の不条理を描いた作品。トルストイが本気を出せばもっとすごいものが書けていたのでは。全体的に、民話集には入れられないけど民話と同レベルの単純さの話だった。トルストイの考える「結論」に持っていくのはいいとしても、そこまでに普通の人が抱くであろう葛藤をトルストイらしい緻密さで描写してくれないと共感できない2012/11/15
刳森伸一
0
トルストイの後期短篇小説を5篇収録。各篇とも、トルストイ主義による結論ありきの物語ではあるので、全面的に肯定することはできないが、ストーリーや描写などは良いので、民話集ほど説教臭くはない。それでも小説として優れているというより、トルストイの思想を理解する助けになる作品といった感じだろうか。2013/09/28
たくぞー
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「人のために生きず、神のために生きる。」 という考えがさっぱり理解できない。今回は日本昔話的教訓が少なかった。あと、ロシアはやっぱり寒そうで住めないかも。2021/02/28
washa46
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トルストイの信じる道を書き表した作品。 生き方を変える前の作品たちも読みたいと思わせてくれた。2020/02/18
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- 和書
- 宗教的経済倫理の研究