出版社内容情報
子どもとおしゃれの関係を、心理学から考える一冊が登場!
「ちょっとぽっちゃりしてきた?」「最近は小学生でも脱毛するんだって」「ほら、クラスのあのかわいい子」……
大人の何気ない声かけ・言葉が、子どもたちの身体への意識に影響を与えます。
子どもたちにとっておしゃれとは、社会と向き合い、そして自分を知るための大切なツールなのです。イメージで語る前に、まずはその実態を探ってみましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルート
11
低学年と高学年や、田舎と都会という変数では、おしゃれへの意識の差は見られなかったらしい。親はこどもの華美な服装に困っているというよりは、「私なりのおしゃれはこうなの!」というこだわりに困っているようだ。ちょうどいいおしゃれの方向に持っていくためには、教育が必要と書かれている。しかしそのためには、日頃の関係の良さが必要だとも書かれている。装いの変化はメッセージである。許容だけでは、ちょうどいいおしゃれに進むのが難しいらしい。ちょっとした変化を話題にしてみる。それが良い関係づくりの一歩かもしれない。2025/06/23
ソーシャ
7
装いの心理学が専門の著者が、主に女子の装い行動(化粧、ダイエット、体毛処理など)について、実証的なデータをもとに現状とその社会的背景について考察していく本。おしゃれ行動に親の要因が大きいとしても、結構父親も容姿について話題にすることが多いと思うのですがそのあたりの分析も今後の課題になりそうですね。2025/05/11
oooともろー
5
子どものおしゃれの低年齢化の実態。印象通りのこともあれば、意外だったことも。やはり実証的なデータは大切。2025/04/26
ディス
3
◯。データを見ながらの実態の確認が中心で、社会問題として何かを切り崩したり分析していく内容は薄め⋯というか、私たちが思っているほど子どもたちのおしゃれが過激になっているってことは実はあんまりないと確認されていく本。子どものおしゃれと向き合う必要がある親たちのガイドになるべく書かれたような印象。SNSが〜と言われがちでも、やはり小学生くらいの子どもたちには親の影響が大きいようで、日々の言動などが何のかんの一番大切なのかな。2025/05/07
maimai
1
根拠にしているデータがどのような集団にどのように行ったものかわからない。(著者の未発表データのため)そのため、何がその回答の原因になっているのかわからないのが気になる。2025/06/10