井上陽水全発言

井上陽水全発言

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784828817361
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

内容説明

70年代半ばから現在まで、激動の世情のなかでニューミュージック界の王者として常に時代の感性の最先端に位置し、天性のヴォイスと真にオリジナルな言語感覚とで大衆を魅了してきた井上陽水という男。そのサングラスの向こう側にはどんな素顔が隠されているのか?デビュー以来20年にわたりマス・メディアに露出した発言を集大成し、韜晦のポーズとナチュラルな語り口の裏にある一貫した“たたずまい”を明らかにする、話し言葉による決定版ノンフィクション。

目次

自己紹介
井上陽水、井上陽水を語る
陽水語録’74
偽造レコードの制作、販売中止の知らせ
黙って聴いて欲しい
今“実に悲しい”
物事がはじまることに感動する
二年間の沈黙を破った井上陽水
オレが一番芸能人ぽい
“沈黙の巨人”の心象風景〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akane

4
久しぶりに耳にした「東へ西へ」の歌詞があまりにも奇妙だったため、彼に好奇心がわいた。毎日少しずつ読み、2週間で読了。そしたら彼独特の言い回しが心地よかったのか、まさかの陽水ロス! 寂しい~。少年時代から恐がりの恥ずかしがり屋、少したどたどしくて、自意識過剰、だから力みたくない。コンサートにくる客を自分の歌でリラックスさせたいという。詞の言葉や発音にこだわり、歌の響きを大切にする。どんなに体調不良でも歌声に乗せれば聴く者を魅了させられる歌い手でありたいとも。彼は完全無欠ではなく天衣無縫の音楽を目指している。2020/06/19

いのふみ

3
陽水氏が、歳を取るにつれ、深刻さが増していくのではなく、軽みを増していくのは90年代に入ってからだと思っていたが、デビュー当時からだった。それでも昔は熱さや荒々しさがあった。はぐらかすようなことを言うのも変わっていない。2020/07/10

いのふみ

1
「全」かどうかは分からないが、「井上陽水」としてデビューしてから93年までのインタビュー・発言を纏めてある。年代が進むにつれ、言葉の軽みとはぐらかしているような感じが増していく気もする。一筋縄ではいかないが、たまにザラッとした生の感触が出ている。2011/12/08

おかもと

0
フフフ。 何がほんとで何が嘘か全く分からない。色川武大の怪しい来客簿を評して「遠目でなく近づく覚悟を持って接しています」と書いてあるところが一番印象的だったかなあ。2022/07/21

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