感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe@読み聞かせメーター
10
5歳の娘に読み聞かせ。写真のように精緻な絵です。この本は、遠近感が殺してあって、遠方から超望遠で覗いたような構図になっていて、そこがリアルさを増しています。 ハイエナとリカオン、ライオンの力関係も解って面白いです。 吐瀉物を子供に食べさせるという描写も、子供は特に気持ち悪がらなかったようです。 2015/12/10
遠い日
5
こちらの福武版で読む。アフリカのサバンナで生きる動物たちのバランス。エサとなる動物を、数種類の動物たちで横取りも含めて食べ尽くすことで成り立つ世界だ。ライオンとリカオン、ハイエナを巡る駆け引きと争い。みんな自分たちの群れを守り、子どもを育てるために、必死なのだ。「おみやげ」は命を繋ぐ、大切なもの。満腹の喜びに包まれたリカオンの姿が、月明かりに映える。2014/07/03
biba
4
知らなかったことが出てきてびっくり。子供も最初は焦っていた。でも、理由を聞いたら納得。面白いだけでなく、いろいろ勉強になる本だった。ほかのシリーズも読みたい。2014/06/30
のん@絵本童話専門
0
シリーズをぶつぎりで読んでいましたが、どうやら繋がっているらしいと知り、全巻時系列で読むことにしました。ライオン家族のシリーズでいうとこれが3冊目のようです。あまりライオンメインの巻ではなかったので知りませんでした!ライオン→ハイエナ→リカオンと横取りの連鎖が繋がっていきます。これは好きで何度も何度も読んだ一冊です。げろりとおみやげの肉を吐くところが印象的!2024/01/19
のん@絵本童話専門
0
アフリカの厳しく雄大な自然を丸ごと描いたシリーズで、とても骨太な絵本だと思っています。写実的に動物を描くので、薮内正之さんお好きな方にぜひ!ライオン、ハイエナ、リカオン…くるくる主人公と場面が変わっていくのが面白いです。そして、ゲロゲロと食べてきたもの吐くのですが、「これがおみやげです。きたない!とおもってはいけません。」に次男は、えー!と言いながらも興味関心がとまらない様子です。生きるための厳しい食う食われるの関係性を肌で感じられる一冊です。2022/09/30