感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
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こちらの福武書店版で読む。ヌーの群れが草を探して長い旅をする途中のできごと。乾燥したサバンナで起きる自然発火による火事や、ライオンに追われる危機が重なり、母親とはぐれた赤ちゃんヌーたち。迷子になれば、その群れで生きていくのは難しい。4匹の迷子たちがとぼとぼと群れの最後をついて行くのは野生動物の厳しさであり、自然淘汰の整然とした規律でもあり、なんともやりきれない気持ちになる。『かりこけいこ』につながる物語。2014/08/02
のん@絵本童話専門
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吉田さんの動物絵本シリーズ、『かんちがい』に続いて2冊目です。とても豊かに美しく、アフリカの野生動物を描いています。薮内正幸さんのように、実写的に動物を描く絵本がお好きな方にはぴったりじゃないかな。野生の厳しさもまるごと描いています。絵が本当に素敵なので見てみてほしい!2022/06/14