出版社内容情報
教養として知っておきたい経済学入門
トランプの出現を預言していたケインズの叡智を学ぶ!
【目次】
内容説明
トランプの出現を予言していたケインズの叡智を学ぶ!教養として知っておきたい経済学入門。
目次
序章 かなりユニークな人物だったケインズ(ケインズは経済学を志していなかった;実は“尖った若者”だったケインズ ほか)
第1章 ドイツを苛め抜けば世界経済は崩壊する(ケインズ経済学の三つの主軸とは?;ベルサイユ会議に参加する ほか)
第2章 失業は自然に解消するわけではない(当時の経済学は「自由放任」が基本だった;“自由放任主義”が幅を利かせていた背景 ほか)
第3章 ケインズの新世界金融システム構想(ブレトン・ウッズ会議とは?;金本位制とは? ほか)
第4章 リーマン・ショックを予言したケインズの警告(ケインズの懸念が現実化した戦後の国際経済;無敵のはずのアメリカ経済が凋落 ほか)
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ta_chanko
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ドイツへの過酷な賠償請求が世界経済を崩壊させることを予言していたケインズ。救済のためのプランも、賠償支払いをマルクからドルに切り替えたヤング案により破綻。ドイツから資本が引き上げられ、アメリカでバブルが発生。そして世界恐慌へ。ケインズの経済政策の主眼は、失業を減らすこと。無駄な公共事業を興すことではない。戦後は金本位制や金ドル本位制に変わる、国際通貨バンコールによる国際決済を主張したが受け入れられず。その後1980年代からはケインズ理論に反する新自由主義が主流に。2008年のリーマン=ショックも必然。2025/10/20




