テンミニッツTV講義録<br> 小林秀雄、吉本隆明、福田恆存-日本人の「断絶」を乗り越える

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テンミニッツTV講義録
小林秀雄、吉本隆明、福田恆存-日本人の「断絶」を乗り越える

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784828426839
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「自然な呼吸感」や「自信」を取り戻す思考とは?
巨人たちの「批評」が照らし出す
現代日本人の「真の幸福」への道

テンミニッツTV講義録4

「もし過去の歴史と大自然の生命力に繋がつてゐなければ、人格は崩壊する」――福田恆存


今回、テンミニッツTVで小林秀雄、吉本隆明、さらに福田恆存という
近現代の日本を代表する文芸批評家について、お話を差し上げながら、
「現代日本人の幸福とそれを支える自然観のあり方」について考えていきたいと思っています。
近代日本が抱えている問題を、イデオロギーを超えた「文芸批評」の言葉において見届けながら、
それを、「前近代」と「近代」、「戦前」と「戦後」、そして「右」と「左」との断絶を超克し、
日本人の連続性を自覚し直すヒントにすること、それが本講義の課題だということです。 (第1講より)

内容説明

「自然な呼吸感」や「自信」を取り戻す思考とは?巨人たちの「批評」が照らし出す現代日本人の「真の幸福」への道。

目次

「断絶」を乗り越えるという主題 小林秀雄と吉本隆明の営為とプラグマティズムの格率
なぜ「批評」は昭和初期に登場するのか 小林秀雄をより深く理解するための「近代日本小史」
デビュー論文「様々なる意匠」小林秀雄の試みと、「直観」の真意 小林秀雄の批評
吉本隆明の思想を凝縮した敗戦時20歳の回想「戦争と世代」 純粋戦中世代の葛藤―吉本隆明の「起点」
なぜ吉本隆明は60年安保の時に進歩的知識人を批判したのか 吉本隆明の思想―大衆の原像と対幻想
江藤淳と柄谷行人、1960年代に彼らが感じた焦燥感とは 小林・吉本以降の批評:江藤淳との柄谷行人
小林秀雄“最後の弟子”福田恆存の言葉と日本人の「自然」 あらためて問われる日本人の「自然」
70年代以降の大衆化、根こそぎ変わった日本人の「自然観」 日本人の「自然観」の変質
『大衆の反逆』でオルテガが指摘した「大衆化」の問題とは 「大衆化」とは何か
「一匹と九十九匹と」…政治と文学の関係を問うた福田恆存 福田恆存とは誰か?
福田恆存の思想の根幹にあるロレンスの『黙示録論』とは ロレンス『黙示録論』と人を愛する道
自由とは奴隷の思想ではないか…福田恆存の人間論とは 福田恆存の人間論―演戯と自然
宮本武蔵「我事に於て後悔せず」の真意と小林秀雄の自然観 日本人の「自然観」
福田恆存「快楽と幸福」から読み解く日本人の流儀 幸福論へ―日本人の流儀に向けて

著者等紹介

浜崎洋介[ハマサキヨウスケ]
1978年生まれ。文芸批評家。京都大学経営管理大学院特定准教授。雑誌『表現者クライテリオン』編集委員。東京工業大学(現:東京科学大学)大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

45
ネットの講座の文字起こしがベースになっているため、ざっくりしているが見通しが良い。芥川が「ぼんやりとした不安」を感じた昭和初年代に「危機」(クリティークの語源)の意識から日本の批評は誕生した。小林は伝統、直感を、吉本が対幻想、大衆の原像を、その時代時代に失われていく自然の喪失から、次の時代の価値を再定義していくことが批評の役割だ。その時代の批評家がどんな仕事をしたかは客観的には分からない。それは著者がその時代をどうみたか、実は著者の批評する行為がその時代を描いていて、この仕事全体が今の時代を映している。2025/03/27

Go Extreme

1
思想・哲学: 断絶 自然観 主体性 宿命感 直観 価値転換 伝統回帰 文学・批評: 文芸批評 美意識 価値観 文学的リアリズム 歴史・社会: 高度経済成長 社会変化 個人主義 価値観の転換 社会的断絶 日本的アイデンティティ 人物: 小林秀雄 吉本隆明 福田恆存 江藤淳 柄谷行人 宮本武蔵 D.H.ロレンス オルテガ 進歩的知識人 政治・思想運動: 60年安保 右翼・左翼思想 進歩主義 反戦運動 知識人批判 思想闘争 国家観 文化・生活: 精神的伝統 家族観 日本的価値観 自然との調和 武士道 民俗意識2025/02/14

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