内容説明
とんでもなく暑い夏の日、ウォートンは、モートンのために気球をつくりました。空に上がって、少しでもいい気分を味わってもらいたかったからです。モートンのあとでウォートンが気球に乗ると、つないでいたロープがするするとほどけ、しがみついたモートンも連れて、気球は大空へ!もう、おりることはできません。「風が行きたいところに行くしかないんだ!」。
著者等紹介
エリクソン,ラッセル・E.[エリクソン,ラッセルE.][Erickson,Russell E.]
1932年、アメリカのコネティカット州ハートフォード生まれ。高校卒業後、写真工房の技師、活字工、石版画家などを経て、1974年に『火曜日のごちそうはヒキガエル』(評論社)を発表。世界じゅうで絶賛を浴びる
フィオリ,ローレンス・ディ[フィオリ,ローレンスディ][Fiori,Lawrence Di]
1934年、アメリカのペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれ。フィラデルフィア美術大学を卒業後、美術教師を経てイラストレーターとして活躍
佐藤凉子[サトウリョウコ]
1947年、北海道生まれ。北海道大学文学部、図書館短期大学別科卒業。公立図書館長、児童センター館長などを経て、現在、子どもと読書のコーディネーター&ストーリーテラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
20
図書館でオススメする夏休み読本。2匹のヒキガエル兄弟の冒険のお話。イタチに食べられそうだったところ、頭の良いヒキガエルの兄弟は知恵でイタチの心を動かし、タカの襲撃から助けてもらう。なかなか感動できる良いストーリーだ。知恵は何にでも役に立つな。2018/08/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
自分記録用 『あなたもブックトーク 第7章 わたしの特選ブックトーク テーマ ふくろのなかみはなあに?』小学校3年生に。『にぐるまひいて』→『チャールズのおはなし』→『まつぼっくりノート』→『ダンゴムシみつけたよ』→『こいぬがうまれるよ』→『SOS、あやうし空の王さま号』→『ポリぶくろの実験』→『木の上のお城』→『ふくろにいれられたおとこのこ』 シリーズ4作目。2020/04/08
timeturner
9
空を飛びたいという夢をかなえたところまではよかったけれど、自己中で気の荒いイタチ一家に振り回されるヒキガエル兄弟。それにしてもウォートンは掃除だけでなくDIYも得意なのね。料理上手のモートンと一緒にわが家に来てほしい。2018/09/12
pocco@灯れ松明の火
8
ウォートン&モートンシリーズ:モートンに良い気分になって貰う為、気球(空の王様号)を作った。気球は廃材と天敵の皮を使用。上出来でしたが、ケアレスミスで空に旅へ。イタチ達に捉えられた2匹の生活は予想外!さあ、家へカエれるかどうか?2011/10/18
kaolu
3
いつもウォートンの行動がきっかけでトラブルに巻き込まれるなw とはいっても、ウォートンとモートンのお互いを思いやる気持ちが美しいのだ。2015/09/08