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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718959
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ままならず、愛おしい、たったひとつのこの体。

「早く年を取りたい」と願う23歳のミナイ。
ガタがきはじめた肉体に翻弄される42歳のソメヤ。
キャリーを押して歩く76歳の乙部さん。

ひょんなことからルームシェアをすることになった、ソメヤとミナイ。
噛み合わぬ日々を送る中、突然、ミナイから不思議な提案がなされる。
――「明日から、おばあさんになってみませんか?」
やがて本物の「お年寄り」である乙部さんも加わり、
年齢も性格も職業もばらばら、本来交わるはずのない女性三人の人生が絡まりもつれ、転がり始め……。

他者との交わりが日常にささやかな灯をともす。
代わり映えしない生活を寿ぐ、小さなハレの日の物語。

【著者略歴】
青山七恵(あおやま・ななえ)
1983年、埼玉県生れ。筑波大学図書館情報専門学群卒業。2005年「窓の灯」で文藝賞受賞。2007年「ひとり日和」で芥川賞受賞。2009年「かけら」で川端康成文学賞を受賞。著書に『お別れの音』『わたしの彼氏』『すみれ』『めぐり糸』『風』『ハッチとマーロウ』『私の家』『みがわり』『はぐれんぼう』『前の家族』などがある。

内容説明

「ちゃんと年を取る」って、どういうことだろう。皆いつのまに、「おばさん」に、「おばあさん」になるんだろう。「早く年を取りたい」と願う23歳のミナイ/ガタがきた肉体に翻弄される42歳のソメヤ/キャリーを押して歩く76歳の乙部さん。ひょんなことから始まったソメヤとミナイのルームシェア生活。ある日突然、ミナイからソメヤに向けて不思議な提案がなされる。―「明日から、おばあさんになってみませんか?」やがて本物の「お年寄り」である乙部さんも加わり、3人の日常は少しずつ形を変え…。他者との交わりが、人生にささやかな灯をともす。代わり映えしない日常を寿ぐ、小さなハレの日の物語。

著者等紹介

青山七恵[アオヤマナナエ]
1983年、埼玉県生まれ。筑波大学図書館情報専門学群卒業。2005年「窓の灯」で文藝賞を受賞しデビュー。2007年「ひとり日和」で芥川賞受賞。2009年「かけら」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

163
青山 七恵は、新作中心に読んでいる作家です。 タイトルと中身が合致しない気もしますが、予想外の展開で楽しめる群像劇でした。続編もありそうな気がします。 今年のBEST20候補といたします。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771895-92025/04/25

シャコタンブルー

60
23歳、42歳、76歳世代の異なる女性目線からの3章の物語。ルームシェアやハリーポッターを通じて3人の女性が知り合う。袖振り合うも他生の縁。縁とは不思議だが出会うべくして出会ったような3人だと思えた。それほど自然で違和感が無かった。世代を乗り越えての交流は慎ましくもあり緊張感もあり何とも言えないユーモアもあり素敵だった。何も特別なことは起きない、些細な日常だが当人たちにとっては記念日にもなりえる。それが何とも愛おしい。人間ていいな。優しさに包まれた幸せな読書時間であり上半期のベスト3に入る傑作だった。2025/05/04

ゆっき

30
久しぶりの青山七恵さん。年代も違うルームシェア生活。「ちゃんと年を取る」ってどういうことだろう。残念ながら返却期限のためさらっと読了。きっとまたいつか読みたくなる時が来るはず。2025/04/21

糸巻

26
老女の身体に興味津々な23歳のミナイ、職と家を失う危機感に怯える42歳のソメヤ、独身中年息子を持て余し気味の76歳乙部さん。3人のパートで展開していく連作集。年代はもちろんライフスタイルなど全く共通点を持たない3人が、たまたま出会いなんとなく成り行きで交流を続けていくことで不満だらけだった現状が変化していく物語…かなぁ。久しぶりに読んだ青山七恵作品だったけど、正直よく分からなかったが率直な感想。装丁の可愛さと読みやすさ、3人が行き着く結末を知りたくて読んだけど。明るい未来を感じさせるラストは良かった。2025/05/02

えも

25
23歳、42歳、76歳の3人の女性の物語。それと、76歳女性の引きこもりの息子48歳も。相変わらず青山さんは少し不穏な日常を示してくる。そこに不思議と惹かれるものがある▼お互い、相容れないはずの女性たちの、いつのまにか少しずつ近しくなっていく過程が、嘘っぽくなくて納得。ちょこっと顔を出すロミさんが、実は気になる▼ところで記念日って、誰の何の記念日なんだろう。あまり分からなかった。2025/05/18

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