テンミニッツTV講義録<br> 本当に役立つ経済学全史

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テンミニッツTV講義録
本当に役立つ経済学全史

  • 柿埜 真吾【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • イマジニア(2023/11発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784828425696
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C0033

出版社内容情報

3時間で、経済論の「嘘と真実」が見えてくる!
アダム・スミス、リカード、マルクス、
ケインズ、ハイエク、シュンペーター、フリードマン・・・・・・
人々の生活を豊かにした学者は誰か?

◆40点の図表と50点の写真で、どんどん分かるテンミニッツTV講義録1

「経済学の歴史」を知っていれば、今、眼前で行われている
経済についての議論の「間違い」にも気づきやすくなる


偉大な学者の主張の、どれが人々の生活を本当に豊かにしたか? 重商主義、重農主義から始まり、経済論400年の歴史を振り返る。そのなかでも特に、マルクス主義、新古典派経済学、ケインズ主義、マネタリズムなど、21世紀の経済問題の解決に関わる主要な経済論をクローズアップ。「怪しげな経済論」と「役に立つ経済論」を著者独自の視点で明確に区分けし、ダメな理論を切り捨てる。歴史を学びながら、現代経済の在り方についても理解できるユニークな教養書。

内容説明

3時間で、経済論の「嘘と真実」が見えてくる!アダム・スミス、リカード、マルクス、ケインズ、ハイエク、シュンペーター、フリードマン…人々の生活を豊かにした学者は誰か?40点の図表と50点の写真で、どんどん分かる。

目次

第1講 経済学史の概観―経済学史の基礎知識…大きな流れをいかに理解すべきか
第2講 重商主義と重農主義の真実―重商主義と重農主義…古典派経済学の前段階の主張とは?
第3講 見えざる手と比較優位の真意―アダム・スミス「見えざる手」の真実とリカード「比較優位」
第4講 古典派経済学の特徴と時代的背景―古典派経済学が繁栄をもたらした…柱は自由貿易と貨幣数量説
第5講 古典派を批判した異端者たち―異端の経済学者…ドイツ歴史学派、社会主義、マルクス主義
第6講 労働価値説から限界革命へ―限界効用理論とは?…「労働価値説」はいかに否定されたか
第7講 新古典派経済学とは何か―新古典派経済学への誤解と実際…特徴と古典派との違いは?
第8講 1929年世界大恐慌の真実―貨幣数量説と大恐慌…大恐慌の本当の原因はFRBのミスだった
第9講 ケインズ、計画経済、オーストリア学派―大恐慌とケインズ…様々な「恐慌克服の処方箋」の真実を探る
第10講 「ケインズ政策」の誤解と真実―ケインズ革命への誤解…真に独創的なのは、どの部分か?
第11講 オーストリア学派の真実―オーストリア学派…ミーゼス、ハイエク、シュンペーター
第12講 ヒトラーの経済政策への誤解―「ヒトラーの経済政策はケインズ的で大成功だった」は大嘘
第13講 20世紀最大の経済学者フリードマン―ミルトン・フリードマン…金融政策の復権と自由市場の重要性
第14講 ケインズ政策の限界と転換―「貨幣量と物価」の現代経済史…そしてスタグフレーション
第15講 3つのケインジアンとMMTの違い―「ケインジアン」の分岐とMMT?…正統と異端の見分け方
第16講 現代の経済学のコンセンサス―結局、主流派と異端派の何が違うか…経済学史の大きな示唆

著者等紹介

柿埜真吾[カキノシンゴ]
1987年生まれ。経済学者、思想史家。2010年、学習院大学文学部哲学科卒業。2012年、学習院大学大学院経済学研究科修士課程修了。2013~2014年、立教大学兼任講師。2020年より高崎経済大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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南北

45
現在でも『人新世の資本論』のようにマルクス主義の新解釈と称して共産主義を復活させようとする人たちがいる。経済学の歴史を概観しておく必要があるのはこうした一見新しく見える理論が実は過去の経済理論の焼き直し又は劣化版でしかない場合があることを理解する必要があるためだ。古典派の経済理論の中に「労働価値説」があったり、ナチスの経済政策によい点があったとするのは間違いである(ワイマール共和国時代の経済政策がひどすぎただけ)など興味深い点がいくつかあった。経済理論の歴史を概観するには好著だと思う。2023/12/02

16
本書はテンミニッツTVという1話10分の動画サイトの講義録であることから、経済思想史がコンパクトにまとまっていて読みやすい。「はじめに」でも述べられているように経済学者やその思想について著者の立場から評価がされている。先日読んだ中村隆之『はじめての経済思想史』と、とくにフリードマンに対する評価は正反対であり、個人的には、どちらかと言えば本書より『はじめての経済思想史』のほうに共感を覚えた。とはいえ、初学者なので、今後考えが変わるかもしれず、この正反対な見解を意識できたのはとてもよかった。2024/02/11

はるわか

14
「大きな政府」と「小さな政府」で行き来。重商主義…経済には法則があるという気づき。重農主義…自由放任がいい。アダム・スミス…自発的交換が利益をもたらす(価格メカニズム)。リカード…比較優位。古典派経済学…自由貿易と貨幣数量説、ただし労働価値説は現代で通用しない。デフレ不況をもたらした金本位制。限界効用理論と一般均衡理論…限界とは追加の1単位のこと。新古典派経済学…ケンブリッジ学派、ローザンヌ学派、オーストリア学派。貨幣数量説…ポイントは短期的な影響力の大きさ。大恐慌…貨幣の量の激減を放置した金融政策の失敗2024/03/20

たかひろ

4
ケインズ革命と呼ばれる「不況時には財政金融政策が大事だ」という説は、実はそれ以前にも提唱されてきたことであり、ケインズの真に独創的な部分は「景気を動かすのは投資である」「不況は長期的に回復しないことがある」という部分である、という指摘は知らなかったので勉強になった。2024/01/07

水落健二

3
経済学には長い歴史があって、その中で主流派になったものとなれなかったものがある。それはただの机上の理論ではなく実際の世界に起こった出来事によってふるいにかけられてきた。だからこそ今でも生き残っている主流派の理論は強固であり、異端とされる理論は異端のままなのだろう。 教祖的な者への崇拝やお気持ち、イデオロギーによって出てくる新しいとされる理論、実際には古いものの焼き直しなのだが、そういうものはやはり現実とかけ離れているからこそ今もまた、少数派の異端のままなのだろう。2023/12/27

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