出版社内容情報
人気の哲学者が本気で考えた、“やすやすと死ねない時代”の論理と真理!
世界の哲学者は「老い」をどのように考え、どのように受け入れてきたのか。
哲学的な「生老病死」の解釈はどのようなものなのか。人間の根源を考える。
人生100年時代を生き抜く武器となる、世界の英知を集めた「知の老いる技法」登場!
老害
集団自決せよ
若者に譲るべき
老人は、やはり“邪魔者”なのか?
老いの“当たり前”を信じてはいけない!
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■支配者となるのは年長の人々であり、
支配されるのはより若い人々でなければならぬこと、
これは明らかだね――プラトン
■老年期になると、以前にもまして金銭を愛する。
金銭が能力不足の補いとなるからだ――ショーペンハウアー
■人間がその最後の15年ないし20年のあいだ、
もはや一個の廃品でしかないという事実は、
われわれの文明の挫折をはっきりと示している――ボーヴォワール
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たった今進行しつつあることは何なのか、
われわれの身に何が起ころうとしているのか、
この世界、この時代、
われわれは生きているまさにこの瞬間は、
いったい何であるのか――フーコー
内容説明
人生100年時代を生き抜く武器となる、世界の英知を集めた「知の老いる技法」登場!
目次
はじめに 超高齢化社会に不可欠となる「老いの哲学」
プロローグ かつて、老人は「廃品」であった
第1章 「老人」VS「若者」という図式は本当に正しいのか?
第2章 老後生活はどのように「監視」され、「管理」されていくのか?
第3章 哲学者は自身の「老い」をどう考えてきたのか?
第4章 老人にとって、真の「幸福」とは何なのか?
第5章 先行き不安な時代に、私たちはどう「老いながら生きる」のか?
エピローグ 老人は若者の未来である!
著者等紹介
岡本裕一朗[オカモトユウイチロウ]
哲学者、玉川大学名誉教授。1954年福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻修了。博士(文学)。九州大学助手、玉川大学文学部教授を経て、2019年より現職。西洋の近現代哲学を専門としつつ、哲学とテクノロジーの領域横断的な研究も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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