出版社内容情報
「反アングロサクソン」のコワモテ指導者は世界をどう乱す?
ユーラシア大陸の100年史から未来を読む。
「プロ中のプロ」がこっそり伝える大国の真相!
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◆ソ連崩壊後の中国、ロシア、アメリカの関係を読み解く
◆「プーチン大統領がロシアを豊かにした」と錯覚したロシア人
◆G7に対抗するためにつくられたBRICs
◆本気で北方領土を返すつもりだったエリツィン大統領
◆「ロシアが敵でないともの足らない」と考えるアメリカのタカ派
◆プーチン政権誕生で変わりだした中国とロシアの関係
◆国境問題でロシアと思惑が一致した中国
◆ウズベキスタンの加盟が示す上海協力機構の反米的要素
◆クリミア侵攻で進んだ中ロの蜜月関係
◆中露が「奪還」をキーワードにする理由
◆ウクライナ侵攻で中国、アメリカは何を決断したか
◆ロシアとともにNATOの仮想敵国となった中国
◆中ロの共闘はどこまで深化するか
◆「強権国家が人類を幸せにするか」という二一世紀の実験
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2022年秋の共産党大会を経て、独裁者として帝国を築く習近平。一方で、ウクライナ戦争で欧米、日本から制裁を受け、生殺与奪の権を握られて中国の配下に置かれるプーチン。2つの大国はこれから「反米」で強く結束し、アングロサクソンとの戦いに挑む。中国は「強権国家こそが人類を幸せにする」という、反民主主義の大実験を試みている。ロシアにどのような役割を担わせるのか? ウクライナ戦争の落としどころを予測し、新・世界秩序へ向けた習近平・プーチンの野望を明示する。
内容説明
「反アングロサクソン」のコワモテ指導者は世界をどう乱す?ユーラシア大陸の100年史から未来を読む。「プロ中のプロ」がこっそり伝える大国の真相!
目次
1章 ユーラシア大陸の二つの大国
2章 「同盟の時代」から論争、対抗、交渉を経て「協調の時代」へ
3章 ソ連崩壊後の中国、ロシア、アメリカの関係を読み解く
4章 プーチン政権誕生で変わりだした中国とロシアの関係
5章 習近平政権でますます進む中ロの蜜月
6章 中国、ロシア、アメリカの思惑を読み解く
7章 ウクライナ侵攻で中国、アメリカは何を決断したか
8章 中ロの共闘はどこまで深化するか
9章 三期目がスタートした習近平政権とウクライナ戦争の行方
著者等紹介
廣瀬陽子[ヒロセヨウコ]
1972年生まれ。慶應義塾大学卒業、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。東京外国語大学大学院地域文化研究科准教授、静岡県立大学国際関係学部准教授、慶應義塾大学総合政策学部准教授などを経て、慶應義塾大学総合政策学部教授。2018‐20年には国家安全保障局顧問に就任するなど政府の役職も多数。2009年に『コーカサス―国際関係の十字路』(集英社新書)で第21回アジア・太平洋賞特別賞受賞
近藤大介[コンドウダイスケ]
1965年生まれ。東京大学卒業。国際情報学修士。講談社入社後、中国、朝鮮半島を中心とする東アジア取材をライフワークとする。講談社北京副社長を経て、現在、講談社特別編集委員、『現代ビジネス』東アジア問題コラムニスト。『現代ビジネス』の毎週1万字の中国分析「北京のランダムウォーカー」は、連載650回を超え、日本で最も読まれる中国レポートとなっている。2008年より明治大学国際日本学部講師(東アジア国際関係論)も兼任。2019年に『ファーウェイと米中5G戦争』(講談社+α新書)で第7回岡倉天心記念賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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