属国と自主のあいだ―近代清韓関係と東アジアの命運

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属国と自主のあいだ―近代清韓関係と東アジアの命運

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  • サイズ A5判/ページ数 487,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815804947
  • NDC分類 220
  • Cコード C3022

出版社内容情報


西洋の出現以来せめぎあいを続ける東西の世界秩序、その中から東アジアの焦点として浮かび上がった朝鮮の「属国自主」――従来注目されることの少なかった清韓関係を、日本・アメリカ・イギリス・ロシアなどとの交渉の中で捉え、19世紀半ばから日清戦争にいたる東アジアの構造変動を、多言語にわたる徹底的な史料分析によって描き出し
た画期的労作。
<第27回サントリー学芸賞受賞>


目次:

緒 論

第Ⅰ部 馬建忠の朝鮮紀行
 第1章 丙寅洋擾から江華条約へ――近代清韓関係の発端
 第2章 シューフェルト条約の成立と馬建忠
 第3章 馬建忠と壬午変乱
 第4章 馬建忠の朝鮮政策

第Ⅱ部 朝鮮と近代清韓関係
 第5章 条約と政変と密約
 第6章 朴定陽のアメリカ奉使
 第7章 デニーと清韓論

第Ⅲ部 近代清韓関係と西洋
 第8章 アメリカの清韓関係観
 第9章 英露と清韓関係

結 論




内容説明

せめぎあう東西の世界秩序。19世紀半ばから日露戦争にいたる時代の東アジアの構造変動を、新たに清韓関係を軸に、日本・アメリカ・イギリス・ロシアなどとの交渉の中で捉え、多言語にわたる徹底的な史料分析によって描き出した画期的労作。

目次

第1部 馬建忠の朝鮮紀行(丙寅洋擾から江華条約へ―近代清韓関係の発端;シューフェルト条約の成立と馬建忠;馬建忠と壬午変乱 ほか)
第2部 朝鮮と近代清韓関係(条約と政変と密約;朴定陽のアメリカ奉使;デニーと『清韓論』)
第3部 近代清韓関係と西洋(アメリカの清韓関係観;英露と清韓関係)

著者等紹介

岡本隆司[オカモトタカシ]
1965年京都市に生まれる。1993年宮崎大学教育学部講師。宮崎大学教育文化学部助教授をへて、現在、京都府立大学文学部助教授。著書に『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、第16会大平正芳記念賞受賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ピオリーヌ

10
2005年の刊。名古屋大学出版会発行。近代東アジア史の分水嶺である日清戦争、これを境に帝国主義は東アジアにも貫徹し、日本も中国も朝鮮も変貌を余儀なくされた。同戦争の背景にある、清朝と朝鮮の宗属の関係「属国自主」について考察を加えるのが著者のねらいである。清・朝鮮・日本・を中心に、米英露も交えた国際関係がダイナミックに描かれる。漢文から英文、露文まで各言語の史料を用いた内容は読み応えがあり、中でもアメリカ駐華公使ヤングに対しての李鴻章の言説は印象深い。「どうして、清朝と周辺諸国のあいだに永年、存続していた2022/07/01

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