出版社内容情報
「スチュワーデス物語」で知られる堀ちえみが、ステージ4のがんを宣告されてから、現在に至るまでの心の軌跡を、がん専門の精神科医・清水研に、包み隠さず打ち明ける。堀はステージ4の舌がんと宣告され、舌の60%を切除し、腿からの移植で舌を再生する大手術を受けた。話し方は元には戻らないと医師から言われ、一時は絶望するが、芸能界への復帰を目指してリハビリに励む。ところが、ブログには心無い読者からの誹謗中傷が……。悩みもがく中で見えてきた、人の優しさ、家族の愛情。病いを得る前と今では、価値観が180度変わったという。現在はがんの早期発見の啓蒙活動に生きがいを見出している堀が、死の恐怖や絶望をいかに乗り越えて、気持ちを前向きに切り替えることができたのか。堀の内面で起きていたことを、清水医師が掘り下げていく。いま病で苦しんでいる方、何かの事情で心がふさいでいる方に。生きる勇気が湧いてくる1冊。
内容説明
ステージ4の舌がんと宣告を受け、舌の6割以上を切除する大手術を受けた堀ちえみ。医療チームのおかげで一命はとりとめたものの、歌手・女優として大事な言葉に障がいが残ってしまい、一時は絶望に沈む。しかし、家族や多くの人々の励ましに支えられ、徐々に気持ちは新しい目標へと向かっていく。絶望から希望へ、その心の軌跡を、がん専門の精神科医・清水研が読み解く。不安や悩みを抱え、苦しんでいるすべての人に。
目次
第1章 宣告
第2章 手術、そしてリハビリ
第3章 社会復帰・仕事復帰
第4章 がんという病気について
第5章 キャンサーギフト
第6章 希望
著者等紹介
堀ちえみ[ホリチエミ]
1967年2月15日、大阪府堺市出身。第6回ホリプロタレントスカウトキャラバンで芸能界入りし、1982年3月「潮風の少女」でデビュー。1983年に出演したドラマ「スチュワーデス物語」が日本中で大ヒットし、アイドルとして歌にドラマに活躍。7児の母として、テレビ出演の他、教育や食育にまつわるトークショー、音楽活動など幅広く活動していたが、2019年1月にステージ4の舌がんと診断され、舌の6割以上と、首のリンパに転移していた腫瘍を同時に切除する大手術を受ける。その後、リハビリに励んで順調に回復し、2020年1月より仕事に復帰
清水研[シミズケン]
1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院での内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院での一般精神科研修を経て、2003年、国立がんセンター東病院精神腫瘍科レジデント。以降、一貫してがん患者およびその家族の診療を担当する。2006年より国立がんセンター(現・国立がん研究センター)中央病院精神腫瘍科に勤務。2012年より同病院精神腫瘍科長。2020年4月より公益財団法人がん研究会有明病院腫瘍精神科部長。日本総合病院精神医学会専門医・指導医。日本精神神経学会専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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