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内容説明
「また、電車に乗って気ままに旅をしたいな…」親と子、都会と故郷、過去と未来、そして、心と心を結ぶ切なくも温かい10の人間ドラマ―。
目次
第1話 永遠に心に生き続ける奇跡のように出会った言葉―特急白鳥号
第2話 駅の桜が与えてくれたあきらめずに生きる勇気―松浦鉄道浦ノ崎駅
第3話 鉄道への想いを実らせたブルトレ少年と運転士の約束―天竜浜名湖鉄道
第4話 故郷への想いをつなぐいまはなき18番ホーム―JR上野駅
第5話 空の上から駅を見守るかけがえのない相棒「愛犬タカ」―JR肥薩線大畑駅
第6話 夢と誇りと情熱を乗せてひかり1号が走った日―JR東海道新幹線
第7話 チンチン電車に救われた母と子の運命の1日―阪堺電車
第8話 体も心も温かくなる駅そば屋に息づく人のきずな―JR常磐線我孫子駅
第9話 待っている人に喜びを運ぶ50年変わらぬ行商の日々―京成電鉄
第10話 鉄道を愛し人に愛された心やさしき運転士の旅立ち―アルピコ交通上高地線
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
22
▼NHKテレビの番組を書籍化したものの第二弾。▼第一編に続いて「鉄道」に関わる10のストーリーで構成されている。登場人物の「人生」や「命」に関わる実話が紹介されている。▼いつの時代も心優しきスタッフで構成され、画家・山下清も働いた「駅そば」店の物語、そして、特急あずさの運転士からアルピコ交通に転職し、会社を盛り上げようと奮闘している最中に亡くなってしまった男性の物語が印象に残る。▼エピソードはそれぞれ濃厚な内容ながら、心に沁みる短い物語ばかりなので、短時間の読書で感動を体験したい人にはおすすめの本である。2022/05/01
きあら
21
NHKの番組として集められた、鉄道にまつわる10話の沁みる物語。昭和の時代ならではの苦労とノスタルジックな味わい。1話目の、大雪で電車が引き返す時にやりきれないと言った時の隣の客の返しが秀逸。「槍は切るもんじゃありません。通すものですよ。あなたもやり通しなさい」2020/12/26
ケニオミ
15
図書館で見つけ、タイトルに惹かれ、持ち帰りました。10の実話から成り立っており、その全てが心に沁み入る内容ではありませんでしたが、それぞれのお話の中で、生活を営んでいる人達の気持ちを感じることはできました。「継続は力なり」という言葉と共に、感動によって人を動かすことのできる力の強さを感じました。さらりと読める内容です。お時間があれば是非!2021/03/27
松本ぼんぼん
8
「沁みる夜汽車」の物語の第2段です。全てが実話であるという。様々な人の感動的な人生が読み取れます。しかし、人が死んでしまう内容のものは、やはり涙を禁じ得ないものです。2021/01/30
ナランペット
3
同名本の2作目。もともとテレビ番組として作られたものを書籍化したものらしい。鉄道を巡る人々の営みを丁寧に取材してある。様々な形の鉄道愛が心を温かくしてくれる。2021/08/13