内容説明
キリスト教、イスラーム、仏教、ユダヤ教、ヒンドゥー教のポイントをまるわかり解説!齋藤流「教養」としての宗教講座!
目次
第1章 人間はなぜ宗教を求めるのか
第2章 キリスト教はなぜ世界宗教になれたのか
第3章 宗教改革と現代日本はつながっている
第4章 イスラームの価値を守る人々
第5章 イスラームはどこへ向かうのか
第6章 神がいない仏教の摩訶不思議
第7章 変わる仏教、変わらない仏教
第8章 日本と密接につながっているヒンドゥー教
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくる。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。TBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」TVコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
読書実践家
13
深淵な歴史への知性を感じた。宗教を理解するにはその成り立ちを知る必要がある。本質的なこととして、コーランや和歌を音読することで、身体に入れることで、本当の理解ができるということを知った。そうでもしないと、外国人が宗教を重んじている理由をなかなか理解できないと思った。2016/03/09
hk
7
「近代とは脱魔術化のプロセスである」 導入部で紹介されているマックス・ウェーバーの台詞であるが、残念ながらウェーバーの予見は外れ、近代わけても現下の世界では宗教的なものに回帰しつつある。(その原因は先進国でも経済格差が如実になり、貧困層の帰属意識が国家から宗教に先祖返りしたためではなかろうか) こうした世界的な宗教回帰の時代にあって、世界でも一頭地を抜く「宗教音痴」である日本人の宗教リテラシー向上を志向したのが本書である。神道、仏教、ヒンドー教、ゾロアスター教、一神教…コンパクトに纏められてはいるが…2016/09/14
あっきー
5
✴3 齋藤孝は要注意だ、読みやすくて分かりやすく、過度に依存しそうだから敢えて回避している、今回も面白いところが多く術中にはまってしまった、仏教は幸せを目指さないし執着しないで、惑い苦しんでいる人が解放される術を説いた、よく聞く幸せになりたいという一般ピープルのささやかな望みも執着なのか…。2018/10/13
KN/時間が取れないのでただ今記録のみ
5
◎17/036◎宗教について勉強するために手に取った中の一冊です。なぜ宗教を求めるのか、という初歩的な疑問からスタートし、世界基準の信者数を誇る各宗教についてわかりやすくまとめられています。日本人のための、と銘打ってあるためか最終的には仏教や禅の項目に着地し、仏教とヒンドゥー教の意外な共通点などが学べました。タイトルにある通り入門編としてはとても良い本だと思います。2017/12/05
海戸 波斗
4
えーびっくり。知らないことばかり、ユダヤ教って自国民だけ救ってくれるの自国民てか?ユダヤの繁栄はお任せでも救いはないのね。ユダヤ教からのキリスト教だったのね。へーーー日本人で良かった。じわじわ思う。2016/05/04