日本人て、なんですか?

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日本人て、なんですか?

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828416496
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0036

目次

第1章 自然の猛威と日本人―東日本大震災で発揮された底力の秘密(被災地の冷静さへの感動;すぐに自力救済へと動いた村落 ほか)
第2章 日本人が発明した融合思想―イデオロギー対立を超える未来性(神様を強くするのも弱くするのも人間しだい;調和と融合、他者を思いやる心 ほか)
第3章 天皇の権威と皇室の「適応性」―二〇〇〇年の存続を可能にしたもの(日本の天皇、韓国の大統領;天皇が直接政治を執った時代はわずかしかない ほか)
第4章 海外からの視線、海外への視線―学ぶべきもの、とんでもないもの(海の彼方の常世国への信仰;日本にしかない「オカミさん文化」 ほか)
第5章 世界が注目する日本のカッコよさ―クール・ジャパンの先にあるもの(マンガやアニメの世界的な人気の秘密;精神の豊かさを求める時代 ほか)

著者等紹介

竹田恒泰[タケダツネヤス]
1975年旧皇族竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫にあたる。慶應義塾大学法学部卒。専門は憲法学・史学。慶應義塾大学法学研究科講師(憲法学)として『特殊憲法学(天皇と憲法)』を担当する。2006年『語られなかった皇族たちの真実』で第15回山本七平賞受賞

呉善花[オソンファ]
1956年韓国生まれ。大東文化大学(英語学)卒業後、東京外国語大学地域研究科修士課程(北米地域研究)修了。拓殖大学国際開発学部教授。韓国時代に4年間の軍隊経験有り。東京外国語大学大学院時代に発表した韓国人ホステスに関する『スカートの風』が大ベストセラーに。『攘夷の韓国 開国の日本』で第5回山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

19
★★★☆☆ 日本人というのは自国のこともあまり知らないし、自分たち日本人がどういう民族であるのかということもあまり知らないという印象がある。もちろん自分も含めて。その癖なぜか海外には妙な憧れを抱きがちだというのは滑稽である。勿論海外の文化は非常に魅力的。しかし自国を知らずして、他国を憧憬するのは勿体ない。この対談本で改めて日本、日本人の魅力に気づかされた。日本人はもっと自分たちに自信を持ってもいいと思う。他から取り入れた文化を一段階も二段階にも進化させて再輸出するなんてことをやってのけられるのは日本だけ。2013/10/21

TheWho

17
明治天皇の玄孫にあたる旧皇族の竹田恒秦氏と、元韓国人で帰化日本人である拓殖大学教授の呉善花氏両論客が、近年とみに外国から評価の高い日本文化や日本人の気質等を、日本の歴史に基づく宗教観や思想等と、西欧や中韓の比較から紐解く一冊。東日本大震災で被災した日本人の美しい行動は、世界の人達を感動させ称えた。その様な行動をとらせた日本と日本人の深層を二人の識者が、日本に対する愛情溢れる論述で紐解いている。近年日本人が自ら日本の魅力を再認識する風潮にエールを送る日本人必読の一冊です。2014/06/10

1.3manen

16
そこまで言って委員会でもお馴染みの先生が出てくる。3・11の被災地で実は、物資が不十分にもかかわらず、他の避難所の不足地へ行ってくれ、という精神(22頁~)。自分のことよりも、さらに困っている他人のために、援助物資を回してほしい、自分たちは最低限で我慢する・・・。こうしたおにぎり一日一個であっても、他人に回そうとする清い精神。驕りのあるとき、戒めたいことだと思った。幕末に来日した外国人は、浮世絵などの表現法に衝撃を受け、価値観の違いを目の当たりにしたようだ(194頁)。恰好いい日本文化の根本は精神と思想。2013/06/19

椿

13
明治天皇の玄孫の竹田恒泰さんと拓殖大学教授の呉善花さんの日本人についての対談集。面白かったよ。外国人から見た日本とか韓国人との比較とか。一番ビックリしたのは、韓国には「オカミさん文化」が無くて。人前に出る仕事は若い美女で、年取った女が醜い姿を人前にさらすものではない、はしたないということ。年配の人が応対してくれたら安心するのにな〜。あと、韓国では女性が二人いればどちらが美人かをはっきりと言うらしい。凄いな〜怖いな〜。2014/09/22

なかもも

12
東日本大震災のような極限状態の中でも他者と共生する心を忘れずに、協力しあって前へ進もうとする人々の姿は、何より日本全体に勇気や感動を与えてくれたように思います。日本人でも不思議に思う、“日本人とはなにか?”の問いに対して、両氏が歴史的背景などさまざまな視点から対談。これからも大切にしたい日本人の精神を、再度見つめ直すことができる一冊です。自然と主な比較の対象が韓国になるのですが、その違いに驚くことが多く、とても新鮮でした。“美しい生き方”…、自分にはまだ程遠いので、日々精進しなくてはという気持ちです。2016/12/17

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