内容説明
郵便から始まって、貯金、簡易保険という事業部門、さらには、放送―電気通信という高度情報社会のインフラストラクュア造りの政策部門まで、郵政省の守備範囲は広い。「村の郵便局から、宇宙の彼方の衛星まで」担当している。本書は、米コロンビア大学のJ・カーティス教授の名誉『代議士の誕生』のモデルである著者が、郵政大臣として、この郵政行政を指導してきた記録であり、21世紀の日本の進路を定める、郵政行政の羅針盤となる書である。
目次
1 光りのように―210文生日記(テレビで入閣を知る;大阪市営通信局―岸昌府知事のアイデア;「鳥の目」と「虫の目」の記者会見;ペンとナイフの戦う外交;郵便貯金と金利自由化時代;NHKさん、がんばって;どしゃぶりの友情―中曽根総理と私;世界に冠たる放送衛星―CATV新時代;さようなら、鉄道郵便;中曽根行革の花、真藤電電改革;日本の心を“ふみの日”で;ダイアナ・フィーバーと記念切手帳;海外で名を馳せる簡保の資金運用;KDD・石井社長、NTT・真藤社長の決断;“さよなら閣議”と女性郵便局長誕生 ほか)
2 日本の郵政戦略(驚異のポスタル・オンライン;年賀ハガキの“宅配”にびっくり;情報社会と郵政省)
3 郵政戦略のブレーンたち(審議会と答申;懇談会;私がタッチした主な法案)