出版社内容情報
尖閣諸島・南沙諸島・米中貿易摩擦・アフリカ問題・インド国境問題など中国が抱える9つの国際問題を客観的に解説します。
内容説明
現代中国の問題点とは?“基本中の基本”から“国際法”まで網羅。客観的な視点で理解する「現代中国論」。ひと目でわかるデータと図版を多数掲載!
目次
第1章 尖閣諸島
第2章 南沙諸島
第3章 ウイグル自治区
第4章 米中経済戦争
第5章 アフリカの脱中国
第6章 香港国家安全法
第7章 台湾問題
第8章 インド国境線
第9章 オーストラリアとの問題
最終章 総論:今の中国と1930年代の日本の比較
著者等紹介
宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
神奈川県生まれ、東大法卒、在学中に中国語を学び、米国留学後、1977年に台湾師範大学で短期語学留学、78年外務省入省後、エジプトでアラビア語研修、中近東第一課、外務大臣秘書官事務取扱(安倍晋太郎、倉成正、宇野宗佑、各外務大臣)、北米局安全保障課、在米国大使館一等書記官、中東第二課長、中東第一課長、日米安全保障条約課長、在中国大使館公使、在イラク大使館公使、イラクCPA(連合国暫定当局)出向、中東アフリカ局参事官を経て05年8月外務省退職、外交政策研究所代表に就任。2006‐7年安倍内閣で公邸連絡調整官、現在内閣官房参与(外交)、立命館大学客員教授、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hatann
9
中国の国際問題を9つ取り上げて概略を説明する。忙しい人に1分でわかるという売り文句にてシンプルに纏めている。地図や各国データを掲載してくれるところも大変ありがたい。詳細分析ではないため、結論めいたものは回避しているようだが、そこは各自興味をもって深堀すればよかろう。余白も多いので、書き込みしながらサブノートのように使うこともできる。ここまでさらっと書くのであれば、もうちょっとテーマを増やしても良かったのかな。尖閣、南沙、ウイグル、台湾、香港、米国などのみならず、朝鮮、モンゴル、チベットなども纏めたかった。2022/01/10
くらーく
3
宮家氏らしい本って感じかな。読み方まで提示されていて、親切で分かりやすい。分からないところは飛ばしていいよ、と言っているような本。 まあ、お隣の国には過去ずーっと言いにつけ悪いにつけ影響は受けながら、ここまで来ているので。向こうも同じだろうし。ここ30年で状況が様変わりしたけど、嫌でも付き合っていかなきゃいけないし。困ったもんですな。2021/09/11
白としろ
1
尖閣諸島、南沙諸島、ウイグル自治区、米中経済戦争、アフリカの脱中国、香港国家安全法、台湾問題、インド国境線、オーストラリアとの問題。2021/07/03
ジャンルバルクイネー
0
大半は中国の勝手な解釈で起きた問題だが、他の国がとやかく言うことではないこともあるような気がする。 しかし2020年の中国が1930年の日本と似ているとは。同じように戦争になる可能性もあるのだろうか。2021/12/13