角川SSC新書
ケータイ小説活字革命論―新世代へのマーケティング術

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  • サイズ 新書判/ページ数 173p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784827550375
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0295

内容説明

若者の活字離れが叫ばれて久しいが、なぜか「ケータイ小説」と呼ばれるジャンルからは続々とミリオンセラーが誕生している。ケータイで小説を書く・読むという文化は、そのコンテンツが書籍化・映画化されることで、またたくまに巨大な市場を形成した。大人には理解しがたいこの現象の秘密を、その生みの親ともいえる「魔法のiらんど」のプロデューサーだった著者が明かす。ケータイという双方向のデバイスを身体の一部のように使いこなす若者たちに、もはや従来のマーケティング手法は通用しない。

目次

第1章 黎明期のケータイビジネス(ケータイ小説は“仕掛けられた”ものではない;「考えるな、感じろ」 ほか)
第2章 魔法のiらんどという奇跡(魔法のiらんどの功績;“人のいい”会社だった魔法のiらんど ほか)
第3章 『天くれ』が開いた扉(PCより身体に近いケータイ;口コミで広まった『天くれ』 ほか)
第4章 『恋空』の爆発とメディアミックス(2006年の大ブレイク;さらにブームが加熱した2007年 ほか)
第5章 メガヒットのメカニズム(どう書かれているか、ではなく、何が書かれているか;黄金の法則などない ほか)

著者等紹介

伊東寿朗[イトウトシアキ]
編集プロダクション、出版社勤務を経て、2004年魔法のiらんど(旧ティー・オー・エス)入社。「魔法の図書館」のプロデューサーとなり、ケータイ小説を出版するプロジェクトに携わる。「恋空」「赤い糸」「純愛」「もしもキミが。」など累計500万部以上のケータイ小説をプロデュースした。07年10月に独立。現在はフリーの立場でケータイコンテンツ、出版物などをプロデュースする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょー

1
 共有されやすい特徴がブームの一因でしょう。また、サイト内であれば無料で読める部分も魅力になったはず。市販の小説であればお金がかかるため、学生が簡単には手をださない可能性があります。2015/02/01

†はるゆき†

0
ケータイ小説から生まれた、様々な熱い青春たち(´・ω・`)

笠井康平

0
題名と中味には隔たりがある。ブームの渦中の中枢にいた人の貴重な声。2011/09/25

いい日

0
1時間半で読了。ケ-タイ小説の成り立ちから現在の状況まで。けっこう面白く読めましたが、作者が実際に関わったのは3年、しかも「プロデュース」といっても「本人に会って励ました」くらいの描写しかなく、関係者にしか書けないような特別な内容ではないように感じます。ブームの様子を知っている人にとっては退屈なものかも知れません。僕はケータイ小説の状況を全然知らなかったので興味深く読めました。でも、半分以上内容が余計でしたね。典型的な「新書半分程度の量の情報を不必要な作者の作文で水増しされた本」でした。2010/10/20

小坂凛

0
どうも言ってることが矛盾したところが多々みられる気がするし、持論が多過ぎる。あと屁理屈みたいなものが多い。2010/01/19

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