角川SSC新書
ビタミンCがガン細胞を殺す

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  • サイズ 新書判/ページ数 180p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784827550122
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0247

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内容説明

2005年9月、衝撃的な論文がアメリカで発表された。「アスコルビン酸(ビタミンC)は選択的にガン細胞を殺す」。30年前にノーベル賞学者のポーリング博士が提唱しながら一度は否定された説が、間違っていなかったことが証明されたのだ。大量のビタミンCを点滴で投与する「超高濃度ビタミンC点滴療法」の最大のメリットは、副作用がほとんどない点である。日本で初めてこの治療法に挑戦した患者の腫瘍は、わずか半年で消えた。最先端ガン治療法の未来を探る。

目次

第1章 超高濃度ビタミンC点滴療法との出会い
第2章 ポーリング博士とビタミンC
第3章 米国メディアが注目するビタミンC療法
第4章 ビタミンC療法の本拠地へ飛ぶ
第5章 日本での普及に向けて
鼎談 超高濃度ビタミンC点滴療法の未来
付録

著者等紹介

柳澤厚生[ヤナギサワアツオ]
1951年、長野県生まれ。1976年、杏林大学医学部卒業。医学博士。1987年米国ジェファーソン大学医学部留学。杏林大学医学部内科助教授を経て、杏林大学保健学部救急救命学科教授。また、統合代替医療・抗加齢医学・東洋医学を駆使した診療をするスピックサロン・メディカルクリニックを監修。日本点滴療法研究会会長、米国ニューヨーク科学アカデミー正会員、米国心臓病学会フェロー、国際脈管学会フェロー、日米先端治療会議理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Nobu A

4
2007年初版、10年第5刷。日本人の2人に1人が癌罹患し、死因トップは癌(約27%)。交通事故等で起きる外傷と違い、食生活を含む生活習慣が起因で発生する疾患は一筋縄では行かない。癌の進行状況によっては外科的手術も必要だろうし、化学療法や放射線療法も必須となる。筆者が本文で説いているように、超高濃度ビタミンC点滴療法と言う画期的な選択肢を入れた保完療法が主流になって欲しい。全ての専門分野に言えることだが、まだまだ知らないことが多い。色々と勉強になった。いつかビタミンC点滴療法にお世話になるかもしれないな。2022/05/28

サワコ

3
いろんな意見があるかと思いますが、読んで知っておく分には損は無いと私は思います。2016/11/17

Masayoshi Nitta

2
自分記録用。前半だけの感想。 超高濃度ビタミンC点滴療法。 関係ないが、数年前腕が全く動かなくなった。その時に処方された薬は何とビタミン剤だった。1週間程で治った。ビタミンって健康食品っぽいイメージだけど大事。2019/01/04

hashiyasume

1
高濃度ビタミンCを静脈に点滴すると血中から毛細血管にしみだし、酸化されて過酸化水素を発生することでガン細胞を殺す。正常細胞には、過酸化水素を無毒化する抗酸化物質カタラーゼを含むため無害である。高濃度ビタミンCは過酸化水素を組織に運ぶプロドラッグとして働き、ガン細胞を選択的に殺す。2012/07/07

ゆうき

1
大量のビタミンCを投与はあくまでがん治療の新しいカードの1つだと思う。外科手術・放射線療法・化学療法の方が主流で切れ味もするどいと思うがビタミンC療法は他の3つと違って副作用のリスクが明らかに少ないとこだと思う。他の療法と組み合わせれば、使用する抗ガン剤の量を少なく出来るし、予後治療にも適していると思った。一般的に臨床で使用されるのはもっと多くのデータが集まってエビデンスがはっきりした時だと思う2012/05/11

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