目次
第1部 表記環境と文字(『万葉集』の訓字主体表記に見える二種の音仮名;万葉仮名の使用に影響を与える表記環境;表記環境から見た音仮名と訓仮名の区別意識;表記環境から見た『古事記』の万葉仮名)
第2部 文字選択の方法(万葉仮名の字義を意識させない文字選択;『古事記』における漢字の音仮名用法と訓字用法の関係;『万葉集』における漢字の複用法と文字選択の背景;漢字の表意性から見た「かな」の成立)
第3部 表記意識の継続と消失(『新撰万葉集』から見た『万葉集』の表記;『続日本紀』宣命の清濁書き分けと失われた表記意識;四国史宣命の清濁書き分けと表記の踏襲)
著者等紹介
澤崎文[サワザキフミ]
1985年生まれ、福井県出身。2008年早稲田大学第一文学部卒業。2016年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。宇都宮大学教育学部専任講師をへて、現在、早稲田大学文学学術院専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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