出版社内容情報
本書は国語学の、言語学において果たす役割の正しい認識から出発する。在来の文法論が形態偏重あるいは意義偏重のどちらかに陥りがちなのを排し、構文論と品詞論との全き裏表一体を確立するため、新たに「構文的職能」研究の角度から、単語・文・述語・陳述等の重要概念を規定しなおし、文法学の対象と方法の独自性を主張、日本語の文構造を解明する。
本書は国語学の、言語学において果たす役割の正しい認識から出発する。在来の文法論が形態偏重あるいは意義偏重のどちらかに陥りがちなのを排し、構文論と品詞論との全き裏表一体を確立するため、新たに「構文的職能」研究の角度から、単語・文・述語・陳述等の重要概念を規定しなおし、文法学の対象と方法の独自性を主張、日本語の文構造を解明する。