けもの道を笑って歩け

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784827208160
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0095

内容説明

サンフランシスコの路上生活から、ヴェネチアの国際映画監督へ。現代最高の奇才が語る「生」のむきだし。家族、宗教、セックス、伝統、国家、笑い、そして映画…生と向き合うヒント。

目次

脱家族でつながろう
特殊の上に豊かさがある
宗教よりも自分を磨け
企画を通すには冷徹に対処せよ
絶えざる破壊が伝統を生みだす
フレキシブルに対処し、不安を恐れるな
ピンチを乗り切るには逃げ道も必要
商品にオーラを込めろ
暴力的な商品が未来を予言する
最短ルートで人脈をつかめ
スケベ心が二択を惑わせる
捨てた数ほど故郷がある
ヤリたければ知性を磨け
チャップリンの名言から

著者等紹介

園子温[ソノシオン]
映画監督。1961年愛知県生まれ。17歳で詩人デビューし、「ジーパンをはいた朔太郎」と呼ばれ注目される。1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。以後、旺盛に作品を制作し、世界でも高い評価を得る。『愛のむきだし』で第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞、国際批評家連盟賞をダブル受賞。その後も『冷たい熱帯魚』(第67回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門正式出品)、『恋の罪』(第64回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品)といった暴力や性に切り込む衝撃作を続々と発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェ・ブンブン

19
マイキャリアモデルである園子温のエッセイ。学校のプレゼンの時間で使う予定だから読んでみた。彼の書き方は三島由紀夫や寺山修司に似ていて、無差別殺人したけりゃ映画を撮ればいい。ダニートレホは人を映画で殺して褒められる。とか、宗教に飢えを凌ぐために偽って入信した。とか、いきなり映画会社に攻め入るみたいに過激なんだけれど論理的知的で納得させられてしまう文章で監督は訴えていた。この本読んでからデビュー作や自転車吐息を観ると、彼の心理が読み取れるであろう。2013/10/13

ひろし

16
映画監督の園子温さんが送る、彼の価値観と信念と経験と大量の映画を通して語られる人生指南書(のようなもの)。『人は、自分自身と友好的な関係を築き、独立自尊をもって己だけのけもの道を堂々と歩け』。これが大きなテーマだと思う。自分自身と友好的な関係を築けない人が他者と友好は築けない。質より量をこなし、自分自身を、世界を更新し続ける。常に昨日ではない今日を作り出す。本ばっかり読んでてあまり映画を観ないから紹介されている映画のほとんどはわからないのだけれど、園さんとテーマを通して語られる言葉は瑞々しくて魅力的だった2016/01/07

Vakira

7
園子温の人生論。自分の生き様とさまざまな映画を交えて勇気の出る人生論を説く。すべてとは言わないが80%程共感。自分にはなかなか出来ないが、バイブル候補とした。2014/05/09

非日常口

7
快活! 自己啓発だが、紹介された映画を制覇したい。あえて内容はふせます。2013/11/20

nbhd

7
この本を読んで、まなんだこと…岡本夏生は本物。少林少女は製作委員会のためだけの映画。なんだかんだいってタルコフスキーよりジョーズのほうが面白い。観たくなった映画「シークレット」「さよなら、さよならハリウッド」「ルトガー・ハウアー」「26世紀青年」「グッドフェローズ」。そうだ、読みながら家族のこともいろいろ考えた。2013/10/19

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