目次
第1章 Harrod的不安定性と貯蓄率
第2章 技術変化と均衡経路の不安定性
第3章 貨幣賃金率の伸縮性と均衡経路の不安定性
第4章 消費需要の移動と均衡経路の不安定性
第5章 消費財部門の不調による恐慌の可能性
第6章 スタグフレーション
第7章 市場不均衡における利子率の変動
第8章 不均衡累積過程における収益性格差の変動
第9章 賃金主導型成長のメカニズム
第10章 貯蓄の制度部門別構成:国際比較
著者等紹介
佐藤真人[サトウマサト]
1947年兵庫県明石市魚住に生れる。1969年神戸大学経済学部卒業。1974年同大学院経済学研究科修了。現在、関西大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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葉
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マクロの均衡経路における不安定性について理論的に書かれた本である。著者の神戸大学での指導教官が置塩先生であり、マルクス経済学についてはじめに書かれていた。Harrod的不安定性に関して、事後的貯蓄率としてwarrantedな成長率について述べられている。未知数の因果関係について図で表されているので多少視覚的に理解できる。スタグフレーションに関しては雇用の関係から均衡を明らかにしている。不均衡累積仮定における収益性格差の変動については、表を通して説明されている。賃金主導型のメカニズムは費用の逆説がよかった。2014/09/23
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