内容説明
不正競争防止法の使命は、市場における公正な競争の機能を維持することにあります。公正な競争を阻害する行為は、消費者のみならず、企業の利益を害します。本書は、判例を多数紹介して、実際の訴訟で問題となった論点をわかりやすく説明しておりますので、企業関係者や法律の実務家にとって必携の一冊といえます。
目次
沿革
不正競争の概念
表示の冒用による混同招来行為
著名表示の冒用行為
形態模倣商品の頒布行為
営業秘密の取得・使用・開示行為
技術的制限手段の回避手段の提供行為
ドメイン名の不正取得・保有・使用行為
質量等誤認表示行為
原産地誤認表示行為
営業誹謗行為
代理人による本人商標の冒用行為
外国公務員等に対する利益供与行為
不公正な取引方法
不法行為
著者等紹介
渋谷達紀[シブヤタツキ]
東京大学法学部卒(1964年)。東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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