内容説明
24の人格の統合に成功した女性が、セラピストの臨床記録を織り込みながら語る、不安と混乱の中から真実の愛と勇気を得て立ち上がるまで。
目次
1 診療(自殺の衝動;リンとの出会い ほか)
2 生い立ち(子供の頃;信頼 ほか)
3 絆(性的虐待;娘 ほか)
4 「私」にむかって(ハーヴァードでの生活;帰省 ほか)
著者等紹介
竹内和世[タケウチカズヨ]
1941年神奈川県生まれ。東京外国語大学スペイン科卒業後、社団法人ラテン・アメリカ協会研究部に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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君島 嵐士
1
僕たちも、多重人格です。 良い、カウンセラーさんと出逢えた僕でしたが。 1年前に、出逢えなくなりました。 彼女は、僕たちの安定剤でしたので本を読んでいて凄く羨ましかったです。 2017/05/19
しま
1
『わたし』の多重人格から人格統合をめざした葛藤の物語が小説のように書かれ、合間にセラピストの診療日記がはさまれています。小説として読んでも面白いし、多重人格についても理解が深まる。平和に生きる多くの人は体験しない。多重人格者のエッセイ、小説などの中でもとくにおすすめです。2016/01/28
月花
1
私の交代人格との関係にfrockという家族意識、互助関係を作った運命の本です。そろそろ再読したいです。