P+D BOOKS<br> 剣ヶ崎・白い罌粟

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剣ヶ崎・白い罌粟

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093522076
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

直木賞受賞作含む、立原正秋の代表的短編集

日本と朝鮮の血を引く家系に生まれた兄弟が、戦争という得体の知れないものに翻弄されながらも、自分たちの存在を確かめようと、”血”とは何かを追求した「剣ケ崎」。
金貸業者を踏み倒す事を仕事にしている奇妙な男にひかれて、その不可解な魅力と付き合っているうちに、自らも破滅してゆく中年の教師を描いた「白い罌粟」。
没落寸前の旧家・壬生家。その終焉を闇夜に輝く篝火に象徴させ、従弟との愛を”死”で締め括った人妻を描いた「薪能」。
義弟との束の間の愛に燃えた若妻を描く「流鏑馬」、麻薬窟に出入りし、女と薬に溺れる男を描く「薔薇屋敷」。
直木賞受賞作、芥川賞候補作など立原正秋の代表短編5編を納めている。


立原 正秋[タチハラ マサアキ]
著・文・その他

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuma Usui

18
混血や近親愛など血筋にまつわる話の多い短編集。直木賞受賞作の「白い罌粟」が印象的だった。全体的に退廃的な雰囲気の作品が多いけど心理描写が丁寧でさもありなんと思う結末が多かった。2018/12/16

忽那惟次郎8世

4
父が立原正秋の愛読者だったが、剣ヶ崎は父が是非読めと進めた作品だ。主人公 次郎はおそらく昭和元年生まれ この物語の最後のシーンは昭和37年 私の生まれた年である。この作品は時代を戦後世代とは別の視点から見ている 物語は昭和12年の支那事変から昭和20年の終戦(敗戦)の間展開されるが 戦争が起きているとは思えない三浦半島の先端の美しい風景 コスモスが咲き乱れ 青い空に波濤 そういう風景が目に浮かぶ 小説の展開される時間軸の構成が素晴らしい 血縁関係も複雑だが 読者をグイグイと引っ張る面白さがある +2019/12/17

Jackie

1
どの作品も面白かったけど、白い罌粟が特に良かった。鎌倉とか能楽みたいなモチーフはいろんな作品に繰り返し出てくるんですね。続けて読むと設定が頭の中でいろいろフュージョンしてきちゃいました(笑)2021/01/29

くりこ

1
大人の恋愛物だと思って手にしたので拍子抜け?(恋愛物が読みたくて) 時間の流れが静かで、じわっと感動が沸いてくる。展開の早い現在の作品に馴染んでいる人には辛気臭いかも。私は立原さんらしくて好きだけど。 どれも派手さはないけど、味のある作品。ただ「白い罌粟」はこちらまで気が狂いそうになったかな。2020/12/16

ポレポレ

0
自伝的要素を含み(?)、“血”とは何かを追求した「剣ヶ崎」、肉欲と麻薬に溺れる自堕落な日々と、そこからの脱却に揺れる男を描いた「薔薇屋敷」、人妻が弓を習う義弟の姿に強く惹かれていく「流鏑馬」がお気に入り。人の懊悩や悪徳を飾らず淡々と、されど美しい文章で綴るこの作家がたちまち好きになった。 ★★★★★2024/05/09

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