死の仕事師たち―彼らはなぜ「人の死」を生業としたのか

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死の仕事師たち―彼らはなぜ「人の死」を生業としたのか

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784826902656
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0098

出版社内容情報

遺族のために遺体を修復する「エンバーマー」
自らの手で62人を刑に処した「死刑執行人」
遺体を解剖し、死因を特定する「病理解剖学技師」
血まみれの部屋を清める「死体現場清掃業者」……

彼らは何を見て、どんな思いを抱えながら働いているのか?
気鋭の作家が実際の「死の現場」を歩き、実像を描写したルポルタージュ。
ニューヨーク・タイムズ紙、ウォールストリート・ジャーナル誌など、各紙誌で絶賛の話題書が待望の日本上陸。

「感動的で、面白く、思わず涙する。死についての知識と感情、そして私たちが何者であるかを教えてくれる。死そのものがそうであるように、穏やかで、思いがけず優しい本である」
――作家 ニール・ゲイマン(『グッド・オーメンズ』、『サンドマン』著者)

「キャンベルは素晴らしい作家だ。死者と共に人生を過ごす人々に見られる、繊細な哀愁とブラック・ユーモアを捉えている。」
――作家 ケイトリン・ドーティ(『煙が目にしみる』『世界のすごいお葬式』著者)

「死の産業に関する精神や歴史についての思索を、ルポルタージュの中に織り込んでいる。決して不気味なものではなく、心を打つ、斬新な一冊だ」
――フィナンシャル・タイムズ

内容説明

遺族のために遺体を修復するエンバーマー、自らの手で62人を刑に処した死刑執行人、遺体を解剖し、死因を特定する病理解剖学技師、血まみれの部屋を清める死体現場清掃業者…。彼らは何を見て、どんな思いを抱えながら働いているのか?実際の「死の現場」を歩き、実像を描写したルポルタージュ。Goodreads 2022年ベスト・ノンフィクション部門選出。

目次

1 死の淵―葬祭ディレクター
2 ギフト―アナトミカル・サービス・ディレクター
3 一瞬で石に変える―デスマスク彫像家
4 生殺し―被災者身元確認業務
5 恐怖―犯罪現場清掃人
6 死刑執行人と夕食を―死刑執行人
7 永遠に続くものなんてない―エンバーマー
8 愛と恐れ―病理解剖学技師
9 たくましい母―死産専門助産師
10 土に還る―墓堀人
11 悪魔の御者―火葬オペレーター
12 希望に満ちた死者―クライオニクス・インスティテュート

著者等紹介

キャンベル,ヘイリー[キャンベル,ヘイリー] [Campbell,Hayley]
作家、ブロードキャスター、ジャーナリスト。ワイアード誌、ガーディアン紙、ニュー・ステイツマン誌、エンパイア誌をはじめとする多数のメデイアに寄稿している。現在は愛猫ネッドと共にロンドンに暮らしている

吉田俊太郎[ヨシダシュンタロウ]
英国と日本を頻繁に行き来しながら翻訳活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

24
葬祭ディレクター、デスマスク彫像家、犯罪現場清掃人、死刑執行人、墓掘り人……死にまつわる職業に就く人々のノンフィクション。題材が題材なだけに、グロテスクに思える描写も多いけれど、著者の真摯な姿勢は扇情的でなく、職業人の姿をとらえたノンフィクションにしている。けれど「死産専門助産師」の章はさすがに辛かった。この方面にセンシティブな方は気を付けてほしい。とても良い内容なのだけど、私は泣きながら読みました。一冊丸ごとの印象としては、死を扱いつつも死に惹かれる人間の性に迫る迫力があり、面白かった。おすすめです。2025/01/04

tom

16
この本を読みながら思い出したのが、葬儀の仕事をしている人にインタビューをしたときのこと。話を聞いている途中、彼がどうして葬儀の仕事をしているのか知りたくなってしまい、適切ではないと分かっていて「どうして」と聞いてしまった。彼は、私をサラリといなして、何も語ってはくれなかった。50年近く昔の話です。「病理解剖学技師」はちょっと感動的、そして読みながら、彼には語りたいことがあったのかもしれないと思った。死と直接向き合う仕事は、遠いところにあるような感じがするのだけど、ひょっとしたら大事なものが見えるのかもと。2025/04/22

本の蟲

15
映画『おくりびと』で納棺師という職が一時注目されたことがあるが、本作も「人の死」に関わる職業を取材したルポルタージュ。葬儀ディレクター。墓堀り人。火葬オペレーターから、医療検体解剖ラボ。デスマスク彫像家。被災者身元確認業務。犯罪現場清掃人。死産専門助産師etcetc。個人的には被災者身元確認業務の膨大なタスク(あらゆる災害・事故に対しての事務処理。メディア対応。遺族への連絡窓口から現場への旅程に滞在先確保にセラピーまで)に圧倒された。また、土葬が一般的と思っていたキリスト教圏での火葬割合の高さが意外だった2025/01/31

ハルト

13
読了:◎ 様々な死にまつわる職業を追ったドキュメント。死に近いところにいる彼らは、それぞれの矜持を持ち、自らの仕事に挑んでいる。それが例え人に知られることが少なくても。▼こんなにも死に関する仕事があるとは。おそらく他にもまだあるのだろう。必ずいつかやってくる死。それを迎えてくれる人がどんな人たちなのかを知れてよかった。けれど死によって起こる残酷な容赦のないお別れ。それをまざまざと突きつけられる本でもあるので、軽い気持ちでは読めない。覚悟がいると思う。著者同様心を動揺させられた。2025/02/15

ぽけっとももんが

7
「エンゼルフライト」や、葬儀会社のお仕事小説のノンフィクション的なものかと思ったら。確かに死にまつわる職業の人にインタビューしているのだけれども、イギリスやアメリカのことなので死因が銃だったりと穏やかではない。また著者はどうもセンチメンタルで、ノンフィクションにしては自分が表に出過ぎているように感じる。人体冷凍保存が実際になされているのは驚きだし(わたしは嫌だ)、死産を専門に取り扱う助産師や施設は、必要なものだろう。2025/04/12

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