羽―進化が生みだした自然の奇跡

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羽―進化が生みだした自然の奇跡

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826901697
  • NDC分類 488.1
  • Cコード C0040

内容説明

もっとも美しい自然の奇跡―羽。羽はどのように進化し、利用されてきたのか?羽毛恐竜の化石、飛行機の翼、アポロ15号の羽実験、羽飾りや羽ペン…進化・断熱・飛行・装飾・機能の面から謎多き羽の世界を探究する。AAAS(アメリカ科学振興会)Subaruサイエンスブックス&フィルム賞、アメリカ自然史博物館のジョン・バロウズ賞受賞作。

目次

自然の奇跡
進化(ロゼッタ・ストーン;断熱材、滑空装置、捕虫網;義県累層;マトンバード猟)
綿羽(寒さ対策;暑さ対策)
飛翔(飛行の地上起源説と樹上起源説;羽の生えたハンマー;完全な翼型)
装飾(極楽鳥;婦人帽の羽;鮮やかな色合い)
機能(ウミガラスと毛針;羽ペンの威力;禿げ頭の利点)
自然の驚異に感謝

著者等紹介

ハンソン,ソーア[ハンソン,ソーア] [Hanson,Thor]
保全生物学者として、中央アメリカの樹木と鳴禽類、タンザニアで巣での捕食、アフリカでハゲワシの屍肉食などの野外観察研究に従事。スウィッツァー財団環境研究フェロー。ワシントン州にある島で、妻と息子と暮らしている。著書『羽―進化が生みだした自然の奇跡』で優れた科学書に贈られる「AAAS(アメリカ科学振興会)Subaruサイエンスブックス&フィルム賞」や、アメリカ自然史博物館の「ジョン・バロウズ賞」などを受賞

黒沢令子[クロサワレイコ]
東京生まれ。鳥類生態学研究者、翻訳者。上智大学英文科卒。米国コネチカットカレッジで動物学修士、北海道大学で地球環境学博士を修得。現在は、NPO法人バードリサーチの研究員の傍ら、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こなな

57
空を飛ぶための羽、リリエンタール兄弟とライト兄弟についても記してある。バイオミメティクス(生体模倣学)でもある。本を書いたのはハゲワシがきっかけであったらしい。ハゲワシの頭と首に羽がないこと、正羽が黒っぽいのは意味がありハゲワシの生き方に見事に調和していることに私も感心した。長年論争の的の地上説、樹上説。ハヤブサと一緒にスカイダイビングをして鳥の空気力学特性を研究し"空気分子の間をすり抜けていった"という感覚に身震いした。羽の断熱性や撥水性、色彩や空気力学的な特性。驚きが好奇心を掻き立て探究が感動を呼ぶ。2023/10/08

17
2013年ジョン・バロウズ賞受賞。「進化」「綿羽」「飛翔」「装飾」「機能」を骨子に、一人の生物好きな人間として科学者・博物館の学芸員・釣りガイド(羽でのルアー作り)、ファッションデザイナー等の様々な人間にインタビューをしていて実に面白い。しかし恐竜から遡り鳥が飛翔能力を如何に獲得したかを書いた9章までと比較するとそれ以降はパンチが弱い気がする。科学的に見たければフランク・ギル著『鳥類学』をどうぞってところかな。それにしてもハヤブサと一緒にスカイダイビングして時速389キロを計測とは、ハヤブサ速すぎ。2014/05/03

向う岸

8
夏休み自由研究その4、生物。鳥の羽が持つ様々な能力を解説する。 保温性はダウンジャケットや羽毛布団に、気流を制御する構造は飛行機の設計に、美しさは装飾品として人間の文化に活用される。心に残ったのは撥水性について。これまでは自ら分泌する脂を羽に塗ることで撥水性を保っていると考えられていたが、研究により羽自体が複雑な接触点や空気ポケットにより構造として水を弾いていることが判明している。<289頁>科学で重要なのは必ずしも答えを出すことではなく、問いかけをすることだということを思い出させてくれる。2014/08/12

ケニオミ

7
「羽」なんてそっけないタイトルが付ていますが、著者の羽に対する愛情を感じさせる一冊でした。僕は進化論的な立場から、羽は地上から飛び立つために進化したのか、地上の木から滑走するために進化したのかを知りたいと望んでいましたが、その解答はまだのようです。本書は様々な側面から羽を扱っています。ダウンジャケットに見られる断熱効果は知られたことですが、水面に落ちた昆虫のような動きをする、疑似餌に似せた毛鉤、羽でバイオリンのような音を出すキガタヒメマイコドリ、流線型の極限として急降下中の隼など。フェチっぽい一冊でした。2015/07/18

tkokon

5
【実に面白い!】羽は、自然界の発明品の中で最も完成度の高いものの一つかもしれない。保温性に優れ(羽よりも保温性の高い材質を人間は見つけ出せていない?)、水をはじくことも(水鳥など)蓄えることも(羽ペンなど)出来る。それが出来て、さらに「飛ぶ」ことも可能にするのだ。羽の深化や、どのように飛翔能力を獲得したか?の探究も興味深い。 実に興味深い一冊。そして「進化を逆向きにたどるのは、とてつもなく難しい」ことも実感。「うまく行った企業の事例を抽出」しても再現できないのと同じだ。面白い。2013/12/03

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