ストラディヴァリウス―5挺のヴァイオリンと1挺のチェロと天才の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784826901512
  • NDC分類 763.42
  • Cコード C0073

内容説明

ヴィルトゥオーゾ、王侯貴族、商売人、コレクター、贋作者…稀代の名工と魔力を秘めた楽器をめぐる魅惑のロマン。

目次

五挺のヴァイオリンと一挺のチェロ―メシア、ヴィオッティ、ケーフェンヒュラー、パガニーニ、リピンスキ、ダヴィドフ
クレモナの比類なきヴァイオリン―アマティ一族
「彼はすでに天才だった」―アントニオ・ストラディヴァリ 出発点と成長過程
「ほとんどいつも同じ服装だった」―ストラディヴァリの黄金期、没落、死
「あんなに非凡な、あんなに美しい」―ジュゼッペ・タルティーニとパオロ・ストラディヴァリのヴァイオリン
「わたしのヴァイオリンは高く売れるはずだ」―ヴィオッティと彼のストラド
「ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾたちへ」―ケーフェンヒュラー公、コツィオ伯爵、ヨーゼフ・ベーム、タリシオ
「妙技の歴史の転換点」―パガニーニ、ショーマンでディーラー
「八万フランある」―ヴィヨームと宝の館
「傷ひとつない輝ける姿を」―“メシア”の成功〔ほか〕

著者等紹介

フェイバー,トビー[フェイバー,トビー][Faber,Toby]
1965年、イングランド、ケンブリッジに生まれる。現在は妻、娘と共にロンドンに在住。一族の名を冠した出版社Faber & Faberの役員に名を連ねていた。『ストラディヴァリウス』が最初の著作

中島伸子[ナカジマノブコ]
1956年神奈川県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業(フランス文学専攻)。貿易会社、編集プロダクション勤務を経て、現在翻訳業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みそさざえ

3
楽器は、生きていると感じた。持ち主が変わっても以前のヴィルトーゾたちの音が残っているって、どういう感覚か知る由もないが、拙い弾き手にもバイオリンは、ピアノよりもずっと距離感が近くて、毎回相手の機嫌をとっていい音を出してもらえるように努めている感じがする。偉大な作曲家やすばらしいバイオリニストも名器あってこそか。2015/02/05

月華

2
図書館 前回読んだストラディヴァリウスの本は、ストラディヴァリウスを手に入れるためには、いくらでも用意しよう、という感じでしたが、こちらでは自分には会わない、という人が書かれていました。2018/11/03

ヤクーツクのハチコ

1
ストラドの受容文化史とでも言ったらいいか。ストラド6挺を追うことで、その時代の文化価値観、またストラドに名を与えることになった各々演奏家たちの人生もうかびあがる構成。謎の多いストラドだけに、不明点を推論で補っているところも多いが、そこはきちんと区別してあった。 個人的にはいままでチェロ独奏とか興味なかったけれど、ヨーヨーマのダヴィドフ演奏を聴いてみたくなった。2012/02/18

Kei

0
ストラディヴァリの5挺のヴァイオリンと1挺のチェロにスポットライトを当てて、それらの楽器を取り巻いてきた演奏家やディーラー、製作者、コレクターを辿るという内容。未だに多くの謎があるという点で面白かったし、とても詳しく書かれていて良かったのだけと、何よりとても読みにくくて、所々辻褄が合ってないような印象を受けた。読み通すのに大変な労力かいると思う。2017/03/27

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