内容説明
日本文学史を彩った文人たちの忌日と生涯にスポットを当て、師系・代表作品・文学碑・菩提寺などまで追求したユニークな「文学忌歳時記」です。忌日を月別に分け、日付順に配列。そのイメージにマッチした秀句を用例句にしているのが特色。単に「俳句歳時記」としてだけでなく、日本文学史研究の資料や文学的点鬼簿、文学散歩の伴侶としてご活用ください。
目次
水穂忌(みずほき)
一雄忌(かずおき)
青々忌(せいせいき)
作之助忌(さくのすけき)
有三忌(ゆうぞうき)
聖一忌(せいいちき)
蓼汀忌(りょうていき)
豊水忌(ほうすいき)
鬼房忌(おにふさき)
乙字忌(おつじき)〔ほか〕
著者等紹介
大野雑草子[オオノザッソウシ]
本名=幸雄。1932年愛知県生。学生時代より俳句に親しみ、浅野右橘・国松ゆたか・高浜年尾・稲畑汀子先生に師事。第十三代今泉今右衛門・白井常雄・木村得玄先生の知遇を得て、俳句と伝統的陶技、日本人の美意識のすばらしさに感動して、生活美学に関心を寄せて来た。産経新聞東京本社、フジ・サンケイグループ、芸術文化交流の会理事、西武文理大学教授などを歴任、現在は執筆と日本のやきものの伝統的技法の文献的研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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