内容説明
ナチスに追われたG・フランクルの幻の論文2篇を完全翻訳!小澤勲に助けられ、フランクルに勇気をもらい、そしてわたしは明日も現場で青年たちとモメゴトとヨロコビを共有する。
目次
1 古典紹介「言語と情動的接触」(G・フランクル)
2 未発表論文紹介「児童期の自閉―分析の試み」(G・フランクル)
3 autism概念の変遷―和訳の前に相互関係の中で考える
4 いわゆる小澤論文と小澤の自己批判
5 自閉スペクトラム症を有する児童青年のカタトニー―歴史と現在
6 ICD‐11における児童青年精神医学
7 ICD‐11の神経発達症群
8 自閉スペクトラム症/アスペルガー症候群の「流行」
著者等紹介
高岡健[タカオカケン]
1953年生まれ。1979年、岐阜大学医学部卒業、岐阜赤十字病院精神科部長、岐阜大学准教授を経て、2015年より岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター児童精神科部長・発達精神医学研究所所長(現在:顧問)。岐阜大学医学博士。日本児童青年精神医学会代議員。少年事件の精神鑑定も数多くてがける。不登校やひきこもりを一貫して擁護する立場から論陣を張っている。また、文学や映画にも詳しい
小道モコ[コミチモコ]
1970年生まれ。ICU国際基督教大学語学科卒業。三十代をすぎてから自閉症との診断を受ける。本の出版をきっかけに日本各地で講演活動をはじめる。自著を英訳し、2018年ドイツ、ミュンヘン・ニュルンベルクで当事者として講演をする。自閉症児童療育の経験を経て、現在は社会福祉法人ライフサポート協会に勤務。高等支援学校卒業後、青年期の学びの場を提供する事業所に勤務しながら、どのような特性をもっていても、社会、地域で暮らすことが当たり前になることを願い、生活訓練・生活介護の現場に立っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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