精神医療の特異な論理―なぜ国家賠償請求訴訟か?

個数:

精神医療の特異な論理―なぜ国家賠償請求訴訟か?

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2026年01月10日 05時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784826507509
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3036

出版社内容情報

「ハンセン病訴訟」「旧優生保護法訴訟」に続く精神医療国家賠償請求訴訟はなぜ提起されたのか?
抗精神病薬の開発と人権思想の昂まりは、世界の精神医療を隔離収容型から地域精神医療へと転換させた。唯一隔離収容型の政策をなおも続けている国、それが日本であり、国連から是正勧告を受ける精神医療後進国となっている。その最大の要因は人権意識の停滞とそれを反映した法制度改革の遅れにある。
諸外国の精神医療改革から学ぶべきは、以下の3点に集約できる。第1に入院治療はAcute Care(急性期治療)に限定すべきであり、第2に強制入院の審査を限定的かつ実効性のある仕組みとすべきであり、第3にカネ(予算)とヒト(専門職)とモノ(支援)をコミュニティ・メンタルヘルスにシフトしていくことである。
「ハンセン病」「旧優生保護法」そして「精神国賠」と続いてきた国賠訴訟の歴史は、けっして不利益を被った当事者たちだけに止まる問題ではない。私たちが差別や偏見によって作り上げた社会的「障害」の壁を取り払い、多様性を尊重する自由で平等な社会を築いていく道程なのである。
高齢化した長期入院者と死亡退院者であふれる精神科病院の現状を問い、海外と比して特異な日本の精神医療政策と法制度の抜本的な転換を求める、変革のための理論の集成。


【目次】

はじめに[塩満卓]

第Ⅰ部 日本における精神医療の歴史と課題
プロローグ[古屋龍太]
第1章 近現代日本における精神医療政策──長期社会的入院と施設症を生んだ歴史的背景[古屋龍太]
第2章 精神保健福祉法の問題点──家族の個別責任化原則と入院者訪問支援事業の課題[塩満卓]
第3章 強制入院制度[吉池毅志]
第4章 精神医療審査会に求められる機能と実態──さらなる人権擁護のための課題[松本真由美・杉山恵理子]
エピローグ[古屋龍太]

第Ⅱ部 諸外国における精神医療の状況
プロローグ[塩満卓]
第1章 オーストラリアNSW州における精神医療改革[松本真由美]
第2章 ベルギーの精神保健改革──共に進化する権利保障と地域精神保健[中村佳世]
第3章 カナダの精神医療政策──精神障碍(害)者の脱施設化と地域移行[木村真理子]
第4章 イギリスにおける脱施設化の歴史と現状[瀧本里香]
第5章 フランスのセクター精神医療の状況と課題[池田真典]
第6章 イタリアの脱施設化から照らし返す日本の精神保健医療福祉[大野美子]
第7章 韓国の人権強化への模索──保護入院制度の変遷[呉恩恵]
第8章 台湾2007年精神衛生法[飯野海彦]
エピローグ[塩満卓]

第Ⅲ部 精神医療と人権
プロローグ[佐々木正和]
第1章 障害者権利条約と総括所見をどう読むか[佐藤久夫]
第2章 日弁連 強制入院廃止へ向けたロードマップ[池原毅和]
第3章 精神科病院における権利擁護[國重智宏]
第4章 人権思想の発展と精神障害者の人権の現在地[佐々木正和]
エピローグ[佐々木正和]

第Ⅳ部 精神医療国家賠償請求訴訟
プロローグ[古屋龍太]
第1章 精神医療国家賠償請求訴訟の概要と裁判経過──東京地方裁判所における原告/被告の争点[古屋龍太]
第2章 精神国賠訴訟の争点と意義[長谷川敬祐]
第3章 医療保護入院制度の違憲性[姜文江]
エピローグ[古屋龍太]

おわりに[古屋龍太]

内容説明

「ハンセン病訴訟」「旧優生保護法訴訟」に続く精神医療国家賠償請求訴訟はなぜ提起されたのか?高齢化した長期入院者と死亡退院者であふれる精神科病院の現状を問い、海外と比して特異な日本の精神医療政策と法制度の抜本的な転換を求める、変革のための理論の集成。

目次

第1部 日本における精神医療の歴史と課題(近現代日本における精神医療政策―長期社会的入院と施設症を生んだ歴史的背景;精神保健福祉法の問題点―家族の個別責任化原則と入院者訪問支援事業の課題;強制入院制度;精神医療卷査会に求められる機能と実態―さらなる人権擁護のための課題)
第2部 諸外国における精神医療の状況(オーストラリアNSW州における精神医療改革;ベルギーの精神保健改革―共に進化する権利保障と地域精神保健;カナダの精神医療政策―精神障碍(害)者の脱施設化と地域移行
イギリスにおける脱施設化の歴史と現状
フランスのセクター精神医療の状況と課題
イタリアの脱施設化から照らし返す日本の精神保健医療福祉
韓国の人権強化への模索―保護入院制度の変遷
台湾2007年精神衛生法)
第3部 精神医療と人権(障害者権利条約と総括所見をどう読むか;日弁連 強制入院廃止へ向けたロードマップ;精神科病院における権利擁護;人権思想の発展と精神障害者の人権の現在地)
第4部 精神医療国家賠償請求訴訟(精神医療国家賠償請求訴訟の概要と裁判経過―東京地方裁判所における原告/被告の争点;精神国賠訴訟の争点と意義;医療保護入院制度の違憲性)

著者等紹介

塩満卓[シオミツタカシ]
1960年生まれ。精神保健福祉士。社会福祉学博士。精神科病院及び保健所・精神保健福祉センターにおいてソーシャルワーカーとして21年間従事し、2006年より佛教大学勤務

佐々木正和[ササキマサカズ]
大学を卒業後、医療法人社団至空会メンタルクリニックダダ・社会復帰施設だんだんにて精神障害者の地域移行支援・就労支援、住居支援等を行う。2003年からは静岡県精神障害者退院促進支援事業の事務局長としても地域移行支援を担う。現在は聖隷クリストファー大学に勤務している

古屋龍太[フルヤリュウタ]
1958年生まれ。国立精神・神経センター病院でソーシャルワーカーとして勤務後、日本社会事業大学の教員を経て、同大学名誉教授。精神医療国家賠償請求訴訟研究会代表、日本精神保健福祉士協会相談役、「精神医療」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品