サイコ・クリティーク<br> 『絶歌』論―元少年Aの心理的死と再生

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サイコ・クリティーク
『絶歌』論―元少年Aの心理的死と再生

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784826506366
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0036

内容説明

『絶歌』の出版がなければ誰も知りえなかった、元少年Aの心理とは?神戸市連続殺傷事件を解く鍵とは?猟奇的にも映るAの行動が、実は心理的自殺の過程であった!

目次

第1部 『絶歌』を精読する(『絶歌』から抽出される問い;Aの幼年時代;小学校時代;小学校五年生から連続殺傷事件まで;竜が台事件;淳さん殺害・死体損壊・遺棄事件;医療少年院から更正保護施設のころまで;現在まで;少年法)
第2部 精神鑑定から司法福祉へ(「双子の星」と少年法の理念;「貝の火」とパターナリズム;「よだかの星」といじめ自殺)
第3部 佐世保高一女子殺害事件覚書(事件へと至る過程と背景;どうすべきだったか;家裁の決定について)

著者等紹介

高岡健[タカオカケン]
1953年生まれ。精神科医。岐阜大学医学部卒。岐阜赤十字病院精神科部長、岐阜大学医学部准教授などを経て、現在、岐阜県立こども医療福祉センター発達精神医学研究所所長。日本児童青年精神医学会理事。雑誌「精神医療」(編集=「精神医療」編集委員会、発行批評社)編集委員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かくやす

1
結構さらっと読めた。少年非行と少年法への自分の考え方を深める役に立つと思う。2017/05/27

ワンタン

1
秋葉原無差別殺人犯の加藤智大について書かれた「愛に疎まれて」と同じ出版社のシリーズで、こちらは神戸の連続殺傷事件犯の手記「絶歌」についての考察。2冊続けて読むとさすがにしんどい。「愛に〜」と同様に犯人がどのように養育されてきたかを分析しているが、評論家の書いた「愛に〜」と異なり、元少年Aがどこまで更生しているか、少年犯罪の犯人を更生させるためにはどうすればよいか、という精神科医としての視点で書かれていて、その分やや読みやすかった。2016/07/06

hagias

0
社会学の講義のなかで、この忌まわしい事件に教員が言及した。その瞬間封印が解かれ、当時、育児真っ最中だった自分の心身を覆った衝撃を思い出した。今日は無事に帰宅しただろうかと、恐怖に苛まれた。20年前の真相にどうしても迫っておかねばと思い、そのためには専門家が著したものがより理解が進むと考えて選んだ。括弧書きの頻用が煩わしかった点を除けば、事件の詳述と、筆者の価値表現のバランスもほどよく、全容を一気に知るために適した内容であった。★★★★。2016/07/31

あべ

0
筆者は「絶歌では少年Aと母親の関係が絶望的だった」と書いていたが、絶歌で少年Aは母との関係が悪かったとは書いていなかったのでそこがまず気になった。また、著者は精神科医で、「加害者が犯罪に至った要因(この本の事例では、家庭不和が要因のケースが多かった)を分析することが大切で、それによって、加害者も救いようがある」というスタンスだった。ただ、自分は賛成しかねる。確かに充分な愛を受けられず心に歪みが起き、犯罪に至ってしまった加害者は不憫には思うが、被害者が第三者だった場合は、被害者こそが不憫だからだ。2023/03/21

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