メンタルヘルス・ライブラリー<br> 「障害者自立支援法」時代を生き抜くために

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メンタルヘルス・ライブラリー
「障害者自立支援法」時代を生き抜くために

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  • サイズ A5判/ページ数 172p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784826504362
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C3047

内容説明

この国の将来にわたる精神科医療・保健・福祉政策の根本問題を様々な視点から検証し、障害者福祉政策の新体制をあらゆる視点から浮き彫りにした関係者の必読文献。

目次

対談 緊急検証・障害者自立支援法体制―広田伊蘇夫×谷中輝雄・岡崎伸郎(司会)
障害者自立支援法、やり直すべし―にあたり、遠回りで即効性のないこと幾つか
「障害者自立支援法」の枠組みを検証する
障害者自立支援法をどう読むか
「改革ビジョン」「グランドデザイン」そして「障害者自立支援法」
改革は必要である。しかしその方法が問題である。―精神障害者社会復帰施設の立場から
障害者自立支援法までの道程―または介護保険への統合までの道程?
障害者自立支援法と障害者福祉の応益負担化
ケアの自律―パーソナルアシスタンスとダイレクトペイメント
資料 障害者自立支援法要綱

著者等紹介

岡崎伸郎[オカザキノブオ]
1958年生まれ。精神科医。東北大学医学部卒業。小高赤坂病院診療部長、東北大学附属病院精神科病棟医長などを経て、2000年から仙台市精神保健福祉総合センター所長

岩尾俊一郎[イワオシュンイチロウ]
1956年生まれ。精神科医。神戸大学医学部卒業。神戸大学医学部付属病院勤務などを経て、1993年から兵庫県立光風病院勤務。現在、同病院診療部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

この国の将来にわたる精神科医療・保健・福祉政策の根本問題を様々な視点から検証する。少子高齢化時代の到来により、介護保険制度の破綻が現実のものとなりつつある。国は財源確保のために、障害者福祉の税から保険への転換による介護保険制度との統合をめざして、「郵政解散」で一旦廃案となった「障害者自立支援法」を復活、成立させ、「改革」路線を走り出した。
様々な問題点を抱えながらスタートした障害者福祉政策の新体制をあらゆる視点から浮き彫りにした関係者必読の文献。

■まえがき――荒波と船、または財源問題と障害者自立支援法 空母/駆逐艦/カツオ漁船 (岡崎伸郎)

■対談 緊急検証・障害者自立支援法体制 1.この性急さは何なのか?/2.財源問題という大波/3.社会的入院問題はどこへ?/4.身近な地域で支えるしくみになりうるのか?/5.医療と福祉の関係ふたたび (広田伊蘇夫×谷中輝雄・岡崎伸郎《司会》)

■障害者自立支援法、やり直すべし――にあたり、遠回りで即効性のないこと幾つか 1.詳しくはホームページで/2.どうしてこうなったのか?/3.常識ある市民を相手にせねばならない・1/4.常識ある市民を相手にせねばならない・2/5.明るくなれない、としても/【補遺】 (立岩真也)

■「障害者自立支援法」の枠組みを検証する 1.はじめに/2.はじめに予算削減ありき/3.公平なサービス利用のための基準の明確化/4.精神障害者特性への配慮/5.自己負担1割はどこから出すのか(山本深雪)

■障害者自立支援法をどう読むか 1.はじめに/2.社会福祉の基礎構造改革から障害者自立支援法まで/3.障害者自立支援法の可能性と限界/4.おわりに/【補遺】 (山下俊幸)

■「改革ビジョン」「グランドデザイン」そして「障害者自立支援法」 1.はじめに/2.改革ビジョンからグランドデザイン、障害者自立支援法の流れについて/3.自立支援医療について/4.まとめにかえて――リカバリーの視点から (原敬造)

■改革は必要である。しかしその方法が問題である。――精神障害者社会復帰施設の立場から 1.はじめに/2.自立支援法「時代」とは?――障害者自立支援法へと続く道程/3.社会復帰施設の現状と課題――このままでいいわけがない/4.機能再編の必要性――改革のグランドデザインを読む/5.自立支援法における施設機能の再編――これで本当にいいのか?/6.本当に自立が求められているのは誰か/7.おわりに――施設職員の責任 (石黒亨)

■障害者自立支援法までの道程――または介護保険への統合までの道程? 1.立ち遅れた日本の障害者福祉/2.介護保険の現状と問題/3.支援費制度と財源問題の意味/4.32条の廃止と精神科医療/5.介護保険への統合/6.社会保障制度の選択をわれわれの手で (岩尾俊一郎)

■障害者自立支援法と障害者福祉の応益負担化 1.問題の所在――障害者自立支援法の成立と応益負担/2.障害者自立支援法による応益負担化/3.応益負担の論拠と問題点/4.応益負担化の政策的妥当性と司法救済の手段/5.福祉改革の動向と今後の課題 (伊藤周平)

■ケアの自律――パーソナルアシスタンスとダイレクトペイメント 1.確認しておかねばならないこと/2.パーソナルアシスタンス/3.ダイレクトペイメント/4.パーソナルアシスタンス ダイレクトペイメントを構想するための留意点/5.障害の種別と程度を超えるために/6.エージェンシー/7.精神障害者にとってのパーソナルアシスタンス (岡部耕典)

■資料 障害者自立支援法要綱
■あとがき (岩尾俊一郎)



障害者自立支援法時代とは、「弱者をボロ負け組に叩き込む」意図を持って政策が選択される時代である。厚生労働省は今後も引き続き、障害者だけではなく、高齢者を含め、医療・福祉・年金・介護など社会保障制度全体の改変を志しているため、その政策の矛先は「ボロ勝ち組」を除くこの社会の大多数に対して向けられている。今後4年間政権選択が不可能であるなら、ここはじっくりと、われわれはどのような福祉社会を目指していくのか、その実現のために必要な政策、経済基盤はどのようなものかといった大枠の検討を今後の課題としていきたい。

装画=鈴木ちさ
装幀=臼井新太郎
組版=字打屋(西澤章司)